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短編小説 はーちん空に舞う2024③

この小説は今から10年後に起こりえる題材を男女の人間模様を経て描いてみました。

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前回のお話し


第三回目は主に男性の目線から主人公やくまるの苦悩について書いてます。
さあ、あの男性の心の裏側は・・・




仕事探しはしない男

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実はやくまるは12年間IT系ゲームデザイン会社に勤めていた。
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転職は一度だけ。
最初は広告代理店に勤めてデザインを担当していた。

しかし、時代はそれからうつりかわり、携帯がスマートフォンに変わった。


劇的な変化を遂げアイフォンがこの世に出始めたあの夜、

彼はとある酒の席で知り合いになった会社の社長と出会った。

また、またその知り合いの会社からお声がかかったのだ。

「君、荒瀬薬丸君、君の仕事ぶりは竹下君から聞いてね。興味をもったんだけどさぁ、
あの、携帯ゲームのクリエーター興味ない?うちの会社携帯ゲームのアプリを作るんだけどさぁ、考えてみてくれよ!返事は一週間以内に、」

ヘッドハンティングをされた彼にとって今をときめく
憧れの仕事の打診。あの憧れのスマホアプリへの参入。


その日はワクワクして夢心地の夜だった。



やくまるはもちろんその案件に乗った。


これからの新しい世界に飛びたてるし、きっと自分の腕なら飛躍できると思ったからだった。


しかし、あれから12年。

この2014年にきて、チャットGPTなどのAIがどんどん開発された。


最初は絶好調だった。アプリは無料だったが課金制度で儲かる仕組み。間に広告手数料で売上もあった。

そして次々に他の企業も参入。まだトップベスト5にどうにか入れる会社だった。

しかし、2014年からAIが浸透し始めた。あらゆる画像が素人でもプロなみに作成できる時代がきたのだ。おまけに動画、さては人間までが3Dでリアルに表現される。
本物のアイドルもグラビアアイドルも仕事を失っていく時代。アダルトビデオに出演する子いなくなった。出演なんてしなくてもAIの自分好みのカワイイ子刺激的な衣装でお出迎えしていくらでもカスタマイズできるのだ。

2024年ぐらいにはどんどん浸透して今までの彼の仕事はAIが取って代わったのだった。だれも携帯でゲームなんてする時代じゃなくなったのだ。

いや、すでに携帯を使ってる人はいなかったのだ。

それはメガネ式伝心機である。つまり頭の中で考えた言葉を脳の中でイメトレするだけでメガネ越しから相手に伝わるのだった。メガネの中に入っているICチップが相手の体に入ってるチップと電子信号でつながるのだった。



やこの今ヤクマルが浸かっているグークルカプセルはより高級品で一層AI空間を楽しめる場所であった。

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突然の宣告


それから、彼は今年に入って、社長に打診されて早期退職をよぎなくされた組だった。

「荒瀬君すまんね。こんな時代だからさ。わるくおもわないでくれ。


ぼくたちも想定以上に変革しないと会社がもたない。きみもわかるだろ?

君にはホント済まない。でも、きみなら自分で会社作れる実力があるさ。


いままでだって時代の時代の波に乗れただろ?君なら再び乗れる、俺は君がそんな男だと僕は信じてるよ。」


💦💦💦💦💦💦💦💦😔
友人だったはずの社長は言った。
(だったらなんで首にするんだよ😭💦💦💦💦💦)

彼は思ったかショックが大きくて言えなかった😔。

ぼ、ぼくは・・・社、社長!そんな・・・言えなかった。


そして実際はやくまると同じホワイトワーカーのサラリーマンが他にも大量発生したのだった。

🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓
AIの波はすさまじい。

😓😓😓😓😓😓😟😟😟😟😟
そう簡単に新しい仕事を作れるわけでもなく、たとえ作ったとしてもそれをまたAIは瞬時に塗り替えてもっといいものを簡単に作ってしまう。
😓🧑‍🎓😓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓🧑‍🎓😓😓😓😓

いわばAIとのイタチごっこだった。相手はコンピューター人間が作った原子爆弾のように人間のクリエーターが本当に死ぬわけではないが仕事を失わせた。


中途半端なコネクションでつながっていた彼らは新しい事業をたちあげるのにどう手を付けてよいかわからなかった。路頭に迷う失業者が爆発的に増えた。




だからといって今さら、求められる仕事を探そうにも、やくまるの年齢になると肉体労働の仕事ぐらいしか募集しかなかった。なかなかの高給取りだった彼にはその肉体労働の賃金は安すぎた。💦💦💦😔


おまけに彼はハローワークなどで紹介される介護や電気工事系の仕事は自分には向いてないと、一つもやりたくなかった。😮‍💨😩


そして、自分には向いていないと思われる肉体労働の世界にいまさら飛び込むことも躊躇していてはや6か月も無職だったのだ。😑😑😑😐😐



そんなわけで今まで稼いでためた貯金を切り崩す日々がつづいていた。
💷💷💷💷💷💷💷

( 僕はAIで首になり、今はAI恋人ナナちゃんに首ったけだ・・・やっぱり自分で事業を起こすしかないのか・・・でも僕は何を・・)

おーい!ナナちゃーん!


頭の中を考えなければならない沢山の計画や見たくない現実が山積みだったががやくまるはそれと向き合うことから逃げていた。

有名なゲーム作りに携わってた人・・・
しかし、実際退職してしまうと過去の人とされ知り合いはどんどん疎遠になっていく。

やくまるは思った。

肩書に守られてた男




(あんたら蜘蛛の子のように俺が失業すると態度返わっていくんだな。
結局おまえらおれとつるんでいたのは肩書だったのか?



俺が有名なクリエーターだったから友達だったのか・・・)

彼の心には虚しさの雨が荒れてながら落ちてきた。
☔☔☔☔☔☔☔☔☔☔


そして自分も肩書という名で
ずいぶん助けられていたんだなということを実感したのだった。
😔😔😔😔😔😔😔💦💦💦💦💦


現実逃避・・・確かにそうかもしれない。俺はだからカプセルに入って
夢の女ナナちゃんを作ったんだ!)
彼は純粋に自分の編み出したAIに翻弄されながらも嬉しかったのだ。

そして最近運よくゲットしたカプセルに入り浸っていたのだった。

ああ、俺がオレに戻れる場所。






そして夕ご飯時、デブと馬鹿にされた、ハーチンはつづけていったのだ。
😐😐😐😐😐😐😐😐😶😶😶
「それにさ!最近私のことブタ🐷とかデブってひどい言葉でののしるじゃん😥。女はね。そうゆう罵り系の言葉大っ嫌いなの。なのに、いつも、そんな言葉平気でいうじゃない。やっくんあたしもう60歳なのよ。自分がまだ若いからってさ、そんなにいじめないでよ。」
🥲🥲🥲🥲🥹🥹🥹🥹🥹🥹

ハーチンが口を尖らした。

😤😤😤😤😤😤😤😤😤😤😤

オレの身にもなってくれ


「何!言ってるだよ。9個年上の女と結婚したオレの身にもなってみろよ。お前痩せるとか言いながら、そんなになるまで放置して‥‥!」

俺がお前をブタって思うのは自然なことなんだぜ。毎日職場に行くまでに、何人の美女に遭遇したと思ってるんだよ。

「職場には沢山の美人がいたんだ。通勤電車にもだ。世の中には美女がいっぱいいる。でも、家に帰るとな。お前だろ。落差がすごいんだよ。

美女が電車にいっぱいいっぱい。


「今は落差もないじゃない。」



彼女は彼の放つ言葉に言葉をかぶせて言った。


あなたはもう、失業したんだから
その世界の人じゃないでしょ。
それに失業してもあなたが、
どうしてここに居られて
生活できてるかよく考えてみて!」


彼女から真実をつかれたやくまるはに彼は思わず、
心が沸騰してしまった。

😕😕😕😕😕😕💦

実はこのやくまるが住んでる家も妻ハーチンが最初から買っていたマンションだった。

傷口に塩ぬるな





「おまえ・・・
言っていいことと悪いことがあるだろ。

🤬

あん?おまえこそ、
ダイエット何回トライしたっていうだよ。

🤬🤬🤬🤬

ブタ!デブ!あん?」


彼は見たくない真実を突きつけらた

ここぞとばかり
強気で言ってみた。

😡😡😡😡😡😡😡😡


彼女の方がまだ少しだけ年を取ってる分多少大人だった。
🥺
彼女はこのままいくと
お互いにムッとする夫婦喧嘩になりそうだと悟ったのだった。
🥺
ハーチンはその質問には答えなかった。
聞こえないふりをした。


(ああ、あたし、言わなきゃよかった。現実あなたはあたしがいるからここにいられるのよ。やっくん。でも、不毛のケンカがはじまっちゃったらあたし、せっかくの夕飯が台無しになるわ・・・
ここはあたしが折れないと
いけないのな。


もし、
こどもがいたらこんなケンカにはならないのかな?

・・いや、一緒なのかな。)


彼女は静かに思った。

悪いのは私?




「ごめんね。ヤックン。いいすぎたわ。

せっかくのお料理が
料理がさめちゃうわ。
食べましょ。」

「あぁ‥‥」



彼女は彼の座席を引いて、
さあさあ座ってと
渋い顔のやくまるをテーブルに促した。


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

「はつこ!ようやく40歳で結婚ですって?」

え!年下?」

「え!9個も年はなれてるの?」


「彼の写真携帯にあるんでしょ。
写真見せて見せて。」

「なにこれ若い!。おまけに
かっこいいじゃない。」

「いいな~はつこ」

「この人何やってる人???」



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

彼女はご飯を食べるやくまるを見ながら、
なにげなく昔、友人たちに

に言われた遠い昔を
思い出した。

女が結婚相手を選ぶとき・・・どうやって選ぶのか・・・
そしてどんな現実が見えてくるのか・・・


(わたし・・・わたし・・・)



はーちんは思うのであった。


(浅はかだったのな・・・)

こちら紹介するね。
やっくん。
年下彼氏よ。
クリエータさん。

=つづく=


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Tamaki Minto
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