【読書記録】川上洋平『余拍』音が鳴り始める、その前に。
2022/10/2
憧れの人に会った。
[Alexandros]のCEO、川上洋平。
彼の初となるエッセイ『余拍』の発売記念イベント。
彼から手渡しでポストカードを受け取った。
あまりにも素敵な日になった。
CEOは訳すと”最高経営責任者”になるわけだが、
バンドの”リーダー”ではなく、”最高経営責任者”…と彼は自分を称す。
バンドの結成譚。紆余曲折。デビューまでの長い道のり。
この世に産み落とし、育て上げ、磨き上げてきた、バンド。
バンドのすべてに血が通い、ディレクションし、責任を持つ。
まさしく”最高経営責任者”。
”世界一のロックバンド”という自負と、自分たちが必ず自信を持って届けられるものを世に放つという信念。
そんな姿勢が培われるまでを感じられるエッセイ。
私が彼らの楽曲を好きな理由の一つに、楽曲から感じられる”反骨精神”
がある。
社会人になってから、特に彼らの楽曲の歌詞が沁みることが多くなった。
いつも、落ち込む私の背中を奮い立たせてくれ、やってやろうじゃん!という気持ちに何度もさせてくれた。
いろんな悔しさ。でもそこで止まらず、明日、また。と続ける姿勢。
考え方が前向きで、中指立てて見返してやるよ!って感じで。
『”普通”の人間だからこそ、ロックバンドとしての要素がないからこそ、その出で立ちを呪うかのような怒りと皮肉を吐き出す』
そんなことが書かれていたが、
普通だよな…音楽一家や金持ちな家に生まれたかったな…じゃなくて”普通”を呪
う。
”普通”であることをパワーに変えればいいんだ。
なんだかそう思ったら元気が出た。
エッセイを読んで我らのCEOをより好きになった。
いつか必ず、一緒にお仕事させていただけるように、頑張ります。