【詞(私)的解釈】MIYAMU『ホワイトカメリア』
恵比寿のとあるバーを軸とした6人の恋愛物語、MIYAMU『ホワイトカメリア』。
今回は登場人物の1人、吉倉紫葵(よしくらちな)にスポットを当て、
物語と重ね合わせながら私なりに解釈してみました。
一番好きなキャラクターだった紫葵ちゃん。
成瀬との恋愛で感じた紫葵ちゃんの気持ちを想像しながら、
「気持ちとは裏腹のどうにもならない恋」をテーマに書きました。
『助演女優』
不埒な心で 曖昧な態度で
けしからぬ顔で微笑んでる キラースマイル
不用意な優しさは 私を傷つけるサイン
切ないけれど受け入れよう
この気持ちに「恋愛」と名を付けて
心が揺れる予感がした
ねえ君は笑ってた どんな気分?
言葉の奥の心を知りたい
会いたいとか気軽に言えちゃうタイプ?
ずるいね、そんな育ちしてない
あの日の出来事と 次会える約束と
脆い希望の前で踊っている
心は読めなくて 駆け引きなんて出来なくて
出来る愛を君に捧げよう
微笑んで悲しみに背を向けよう
私たちずっと雨の中
夢ならば覚めないでと願うほどに
好きな気持ちを自覚する
切なさも噛み締めた朝を迎えた
会うほどに恋が増していく
君と付き合える主役に明け渡したくはないよ
エンドロールはまだ来なくていい
ねえ、君は笑ってた どんな気分?
今だけは同じ気持ちがいい
笑ってて 幸せで 君らしい心で
まつりのあとの空も悪くない
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