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【詩】銀と緑

降り積もる雪は
一夜、また一夜と
夜を越えるたびに
幾重にも重なり
静かに世界を包み込む

その銀世界の下で
寒さに耐え
重さに耐え
暗闇に耐える
多年草のように

僕はただ春を待つ

叶わぬ
君との再会を
そっと心に描きながら

その時が訪れるまで
静かに眠ろう

おやすみなさい




【あとがき】
今回は『緑』です。

今夜、また雪が降っています。
根雪になるかもしれませんね。
春まで、ひとまずさようなら。

多分、ヨモギ。
君とはきっとまた会える。

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