野球の路 第65回 配信後記
野球の路というネット番組をYoutubeで月1回、北千住駅前のCwaveから配信している。現在のレギュラーはBCリーグ新潟でのプレー経験があり、現在は浅草でRAFTというお店(+野球塾)をやっている古市斗馬さんと、女子硬式野球クラブチーム侍でエースとして活躍している亀谷なる実さんと自分の3人だ。
劇的な出会いがきっかけに
今回はチェコのBleskでプレーしている金井北斗さんにSkype経由で出演してもらって、色々伺った。
出会ったのは本当に偶然で、ちょうど、チェコ、ポーランドへ行った6月にチェコのプラハでプラハベースボールウィークというチェコ代表と色々なチームが試合をやるというのを知る。じゃあ、行ってみよう。ということで現地へ
↑そのときのことを少し書いております↑
金井さんがリリーバーとして登板した現地での内容も出会ったのも劇的だったのだが、まさか、亀谷さんと少年野球チームが一緒だったり、以前、野球の路に出演してくれた山田京介さんともつながっていたりなどなど、驚きの連続だった。彼と話をしながら、この人は絶対に出演してもらおう。と考えたのは言うまでもない。
亀谷さんの完封
そして番組の終盤、この回で絶対に取り上げようという話題があった。配信をやる2日前の19日のヴィーナスリーグ公式戦で女子硬式野球クラブチーム侍に所属する亀谷さんが埼玉西武ライオンズレディース相手にに1安打完封!というすばらしい結果を残したのだ。
亀谷さんがすばらしい結果を残したこともさることながら、この試合には複数の女子野球の現状におけるすばらしさがちりばめられているように思えるからだ。
今回の相手となった埼玉西武ライオンズレディース、今季からヴィーナスリーグに参加している読売ジャイアンツ女子チームといったNPB系のチームと女子硬式野球クラブチーム侍のような、本当にアマチュアのクラブチーム。さらにはエイジェックなど企業チームも一緒のリーグでやっている。
もちろん、男子の野球に比べたら、規模が小さいからという意見もあるのかもしれない。しかし、こうやって「同じ屋根の下」に近い形でリーグ戦を行えていることはすばらしいことではないだろうか。
もちろん、将来にわたってこれが続くとは限らないかもしれない。以前に比べたら女子野球の裾野は大きくなった。しかし、大きくなっても女子野球界が一体となって行っている証左がこの試合に現れていると思う。バラバラだとこういう試合を組むということも難しくなるだろう。それだけチャンスも減ることを意味している
もちろん、相手からすると悔しいこと限りないだろう。だが、この試合で亀谷さんが完封した意味は女子硬式野球クラブチーム侍の勝利という意味だけではなく、一体となっているからこそ産み出した成功のストーリーではないだろうか。
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