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直したい習慣と無理なくサヨナラしたいあなたへ【初・中級】

生活習慣を変えるのってエネルギーが必要ですが、その成果を実感するためにはある程度継続することが必要ですよね。

そこで、ホリスティック栄養学の中で提唱されている「クラウディングアウト」というテクニックについてご紹介したいと思います。


クラウディングアウト(Crowd Out)とは

「クラウディング アウト」を翻訳にかけると「押し出す」と出てきます。
調べてみたら、経済用語にもあるみたいですね。

ここでは、特定の習慣を我慢することに焦点を当てるのではなく、良い習慣をもっと取り入れることによってもとの(悪い)習慣を押し出して排除する、という考え方で用います。

いろいろな知識を身につけると、今の生活から排除した方がいいと思う習慣が見つかるかもしれません。
それを明日から実行しようとしても、よっぽど信念が揺るがない人や確固たる目的がある人でなければ、大体は「ただ我慢する」というのは長く続かないものです。

そこで、元の習慣に使っていた時間やお金や労力を、新しく導入した良い習慣に費やすことによって、最終的には意図的に自分を制限しなくても、自然と元の習慣への欲求を減らすことが期待できます

ポテチの代わりにナッツ食べる

では実際に例を用いて説明してみます。

例えば、

「肌荒れするから、ついつい食べてしまう間食のお菓子をやめたい。」

と思ったとしましょう。

もともとはチョコレートやスナック菓子などが大好きで毎日のように食べていたのに、急に我慢するなんてどれほど過酷な試練でしょう。

最初はモチベーション高く気合が入っているので我慢することができるかもしれませんが、そのリバウンドが後から必ずと言っていいほどやってきて、結果的に自己嫌悪に陥ります。

この場合は、間食自体をやめる必要はないと思います。

チョコレートは高カカオチョコレートに変えてみる。
甘いものは果物やドライフルーツで満たす。
ポテトチップスの代わりにナッツで食感を足す。

こうして、間食をカラダが喜ぶ栄養価の高い食品に置き換えることによって、肌荒れの原因だった砂糖やよくない油を含む食品を、自然と断つことができます。

少しずつ”が”良いんです

クラウディングアウトを使う上でもう一つ重要なポイントが、「いきなり変えない」ということです。

いくらクラウディングアウトで無理なくお菓子がやめられるといっても、明日からキッパリ断つというのは難しいもので、頭ではわかっていてもカラダがついてきません。そして数日後にはリバウンドが待っています。

これは決してあなたの意志が弱いからではなく、必然なのです。

それを防ぐためには、少しずつ変えていくことが重要です。

例えば、毎日食べていたお菓子は月水土の週3に減らして、残りの曜日は果物やナッツを食べる。

そうすれば、急にポテチが食べたい欲が爆発するのを防ぐことができます。

それに慣れてきたら週2にして、週1に減らして、最終的には3ヶ月に1回くらい友達とパーティーする時にしか食べない人になれます。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

クラウディングアウトは、もともとセカンダリーフードの分野で使われている言葉ですが、食べ物だけではなくあらゆる習慣の改善に応用できるテクニックだと思います。

ぜひ、あなたのライフスタイルに合わせて取り入れてみてください♪


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