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臨床検査技師がなぜアメリカの栄養学校に入学したのか

今日は、IIN(Institute for Integrative Nutrition)という栄養学校に入学し、ホリスティックヘルスコーチになるまでの経緯を、自己紹介に書ききれていない経歴とともにご紹介したいと思います。

  • IINの入学を検討している方

  • どんな人が入学しているのか気になっている方

  • (いないかもしれませんが)私に興味のある方

は読んでいただけると嬉しいです。

ただの会社員がIINにたどり着くまで

臨床検査技師の私が、なぜアメリカにある栄養学校に入学することになったかをお話しします。

病院勤務と栄養への興味

まず大学卒業後からお話しします。新卒で病院に就職して臨床検査技師として働いていました。たまたまその時の彼氏の食生活が、はなはだ疑問を感じるもので、栄養や食に関する正しい知識を学びたいと思い「食生活アドバイザー3級」の資格を取得しました。この時は受験して合格しただけで、あまり知識を生活に反映させられなかったように思います。

転職と海外留学

ある時、検査技師として転職を考えるようになります。当時担当していた検査以外の分野にも挑戦したかったのですが、大きな病院で専門性が高くなると、別分野の検査部門に異動するのが難しかったからです。

もともと海外に興味があったので、英語が話せるようになったら世界が変わるかなーと思い、この転職のタイミングでの語学留学を思いたちました。悩んだ結果、1年間のワーキングホリデービザで留学することにしました。

留学中、語学学校で受講した短期的なビジネスコースが、英語を使って何かを学ぶ楽しさを教えてくれました。私が英語を勉強する理由の本質は、より幅広いリソースから知見を得ることにあるんだと実感したのです。

検査技師復帰と同棲

医療現場を1年離れたことで、逆に医療職の楽しさを知って臨床検査技師として再び働くことにしました。帰国時期がちょうどコロナ期で医療職の需要が増えたこともあり、割とすぐに復帰できました。

その頃、スポーツマンで体づくりに関心の高い今の夫と同棲をし始めました。ある日、私が当たり前のように毎日お菓子を食べている習慣を「やめるべきだ」と言われて、人生の至福の時間を奪われたくなかった私は彼と大喧嘩しました。でもこの喧嘩を機に、自分自身の食生活や体調に対する意識が大きく変わったと思います。

ヘルスコーチとIINの発見

その結果、健康に関する情報をあさるようになり、いつしかヘルスコーチという存在を知りました。日本にも、ヘルスコーチや予防医学のアドバイザーなどを育成する団体がいくつかあります。ところが、「健康や栄養についてさらに学びたい」という気持ちと、「もう一度英語を使って何かを勉強したい」という気持ちの両方を叶える、IINという栄養学校を発見してしまい、もう運命だと思って入学に至ったというわけです。

IINに入学してから卒業するまで

では、ここからはIINがどんなところだったか、私目線でお話ししたいと思います。

知識と英語と時間との戦い

もちろん、学費もかかりますし、大きな挑戦になるに違いないと思いました。そして実際入ってみたら、正直、予想以上に大変でした(笑)

IINには半年のお急ぎコースと1年のゆったりコースがありますが、私は1年コースを選びました。それまでもプライベートで勉強する習慣がある方ではありましたが、入学してからは格段に勉強時間を増やさないと間に合いませんでした。その理由は、想像以上の情報量課題量、それから英語力の衰えです。(学校なんだから当たり前なんですが、、、)

プログラムの中では、その道のエキスパートが先生として講義してくださいます。中にはテレビ番組に出ている医師、ベストセラー作家、有名ブランドの創始者などもいて、それ以外の先生方のお話もどれも素晴らしく、勉強になることがたくさんあります。そう、たくさん、、、ありすぎる。
多分、払った学費以上のものを提供してくださったのではないかと思います。なにより、ここで出会った「ホリスティック栄養学」の知識は、私がこれから生きていく上で一生モノの財産と言えます。

一方で、帰国後時間も経っていて英語から遠ざかっていたので、最初は英語字幕付きでも講義ビデオの内容を理解するのに苦労しました。後半は流石に耳が慣れてきて、毎日これだけ英語を浴びていれば、こんなに聞き取れるようになるものなんだと感動しました。課題のおかげで英作文力やタイピングのスピードも上がったと思います。

最低限の卒業要項は最初に説明されるのですが、何せ様々なライフスタイルの人が入学しているので、取り組もうと思ったらタスクは無限にあります。「せっかく学費を払っているのだから元を取らなきゃ」と思って頑張りすぎると、燃え尽きて逆にストレスということが多々ありました。

多種多様な同級生たち

IINはオンラインの専門学校なので、世界中から本当にいろんな人種の人が入学しています。1年の中で随時入学者を募集していて、同じタイミングで入ったクラスメイトとはFacebookグループで繋がれるのですが、私のクラスメイトは約450人いました。リアルタイムのセッションの中で出会った中には、主婦や退職後の方、他分野の会社員、医療従事者、トレーナー、ノマドブロガーなど、様々な職種の人がいました。また、今の健康の悩みを解決したい方、自分の闘病経験を活かしたい方、すでにヘルス分野でビジネスをしていて+αのキャリアが欲しい方など、ライフスタイルや入学した目的も様々で面白かったです。

日本人も何人も卒業している学校なので、私のクラスにも数人の日本人がいました。そのうちの何人かとは、今でも繋がりがあります。

卒業してからヘルスコーチとして

まあそんなこんなで、なんとか卒業することができ、はれて米国認定ホリスティックヘルスコーチの称号を得ました。

プログラムの中では、ホリスティック栄養学の知識とは別に、ヘルスコーチとしてのコーチング技術やビジネスなどについても学びます。
(本当にたくさん学ぶことがある)

現在は検査技師としても働きながら、ヘルスコーチとしてクライアントさんのカラダとココロの栄養補給をサポートしたり、こうしてブログ記事で情報発信したりしています。(サポートプログラムについては、また別の機会にご紹介しようと思います。)

私がIINで学んだことの一つが、「一気にたくさんの情報を与えられるとパンクして何も試せずに終わる」ということです。なので、私は私らしく、完璧すぎない「ゆるっと」を大事にして発信していこうと思っています。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。(読んでくださった方いますかね?)

私の大学卒業から今のことまで、洗いざらい書いたら長くなってしまいました。

ただ、私がINに興味を持ってから入学するまでに悩んでいた期間、実際に入学した人がどんなだったのか生の声が聞きたいと思っていたので、今まさに検討中の方に届けばと思いお話ししてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

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