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あらゆる不調を引き起こす「ストレス」を減らすマインドセット

今日はココロの栄養補給の観点から、ストレス管理について考えたいと思います。

よく、ストレスを発散する方法を見つけることが大事と言われますが、私はそのたびに「それでは根本の解決になっていないのでは?」と思っていました。

確かに現代の社会で完全にストレスを避けて生活することはほぼ不可能ですから、発散することは大切です。

一方で、ストレスと向き合ったり減らす努力をすることもまた、私たちがご機嫌に過ごすために必要ではないかと思うのです。


ストレスが引き起こす健康被害

ストレスがカラダにもココロにも良くないのはご存知かと思いますが、実際にどんな不調を引き起こすのか最初に確認していきましょう。

心臓の病気
ストレスを感じると、カラダが危険を察知してアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。これにより心拍数が上昇し、血圧も上昇します。長期間の高血圧は動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中のリスクを高めます。

胃腸のトラブル
ストレスは自律神経系に影響を与え、特に副交感神経の働きを抑制します。これにより消化が遅れたり、腸が過敏になったりすることがあります。また、ストレスは胃酸の分泌を増加させるので、胃炎や胃潰瘍の原因になることもあります。

免疫力の低下
ストレスホルモン(特にコルチゾール)は免疫系の働きを抑制します。ストレスに長期間さらされると白血球の機能が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

睡眠の質の低下
ストレスは交感神経を活性化させ、心拍数や血圧が上昇します。するとリラックスした状態になりづらく、寝つきが悪くなったり夜中に起きたりして、質の良い睡眠を妨げることがあります。

肌荒れ
ストレスはホルモンバランスを崩すため、皮脂が過剰に分泌することでニキビができやすくなったり、免疫力が低下して皮膚の炎症が悪化したりします。アトピーなども、ストレスが原因であることもあります。

食欲の増減
ストレスによって食欲を刺激するホルモンが増加し、満腹感を感じるホルモンが減ることで過食になる人がいます。一方で、ストレスでシンプルに食欲が低下する人もおり、急激な体重の減少を招くこともあります。

うつ状態
ストレスは脳内の神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)のバランスを崩します。これが不安感や抑うつ状態を引き起こし、精神的にネガティブになりやすくなります。

今のあなたの症状に当てはまるものはありますか?カラダの不調がまたストレスになって負のループにハマりたくない方は、ぜひ続きをお読みください。

あなたのストレスはどこから?

では、ここであなたのストレスの原因は何なのかを考えてみましょう。
原因を把握することで、対策がしやすくなります。
メジャーなストレスの原因を挙げてみると、

  • 人間関係のトラブル

  • 家庭環境の不満、不快感

  • 仕事(内容、量、期限)

  • 自分へのプレッシャー

  • 健康のトラブル

  • 金銭面の不安

  • 将来への不安

  • 情報過多

  • 環境の変化

などがあります。
思い当たるものはありますか?

こう並べてみると分かる通り、ストレスは自分が「嫌だな」「不満だな」「不快だな」「不安だな」と感じるものからきます。

転職や引越しなどによる環境の変化は時間が解決してくれるとして、それ以外のことは考え方とやり方次第でこれらの感情を減らすことができると思います。

ストレスを減らす方法

ただ漠然と「嫌だ」「不安だ」と思っていた原因が何なのかが見えてきたら、そのストレスを減らすために対策をしましょう。原因によってできることがちがうので、私が実践していることを含めてまとめてみました。

人間関係、家庭環境↓

物事を多方面から見る癖をつける

私はもともと瞬間的に感情が沸騰してしまうタイプです。自分と意見が異なる人や、不快な態度をとる人を目の前にするとすぐ「は?え、なんで?」と思ってしまいます。そんな時は怒る前に思い出すことにしていることがあります。

  • 自分の普通はみんなの普通じゃない。色々な考え方の人がいる。

  • この状態になった理由があるはずなので考えてみよう。

の2つです。

特に2番目のをあれこれ考えてると、怒りはすぐに自然と治りますし、不満をかかえながらモヤモヤすることも減ります。

「こういう人なんだな」「こういう子なんだな」と納得できれば「私が何かいけなかったかも」と自分を責めることも減ります。

物事の悪い側面ばかり目につく気持ちは分かりますが、日常の中で心地よいと感じる瞬間や、その人や物事の良い側面に注目することを意識的に増やす努力をしてみましょう。


仕事、自分へのプレッシャー↓

「失敗は成功のもと」マインドでいる

「また失敗してしまった」「無駄に遠回りしてしまった」または「何かやらかしてしまったらどうしよう」などと思うことは、仕事でも日常生活の中でもあると思います。

失敗した時は一旦落ち込みはしますが、あまり自分を責めすぎずに「良い勉強になった!」「損した分は勉強代だと思おう!」とポジティブ変換することでストレスが減ります。

日々の悩みや困難は成長できるチャンスだと言い聞かせて、やりたいことに挑戦することを諦めないでください。


健康のトラブル ↓

生活習慣を見直す

健康のトラブルの大半は、生活習慣を根本から見直すことで改善できます。一朝一夕ですぐに変わることはないので継続する辛抱強さが必要ですが、毎日の習慣を少しずつ改良することで本来のカラダの機能が整ってきます。

ただ、いくら気を使って努力しても、生まれつきの体質で抗えない時もあると思います。そんな時は、冷静に穏やかな気持ちになって、その症状とどうすればストレス少なく付き合えるかを考えましょう。


金銭面、将来への不安 ↓

計画を立てて今できることを把握する

このような不安を感じるのは、「うまくやれる自信がないから」と「不透明だから」という理由が挙げられます。これに対して、今の自分が行動しているかしていないかで、感じるストレスの差は大きいです。

まずは不透明なところを明らかにするところから手をつけましょう。例えば金銭面であれば今の収支を明確にするとか、将来面であればキャリアの見通しについて書き出してみるとか。

現状を明確化できたら、理想から逆算して今できることを考えます。

この作業に使えるツールがセルフコーチングです。こちらの記事でご紹介しているのでよろしければお読みください♪

情報過多 ↓

インプットする量と方法を見直す

意識が高い人ほど本やネット記事を読んだりして日頃から情報を集めています。他にもSNSやニュースアプリなどを見ることを日々の日課にしている方も多いのではないでしょうか。

うまく調整できている方は良いですが、自分のキャパシティーを超えた量をインプットし続けていると、それがストレスになり得ます。デジタルデトックスという言葉がありますが、完全に遮断せずとも自分が心地よい程度の情報量に限定することをおすすめします。

まずは、その情報が本当に自分に必要なものなのか、重複しているものはないか考えてみましょう。


あと一つ書いていなかったストレスの原因が「面倒だな」です。

上に挙げた行動を実行してみて面倒だと思う方は、不安・不満のストレスと天秤にかけてこれからの行動を選択してください。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ここまでストレスを悪者にしながら言うのもなんですが、ストレスの全てが毒というわけでもありません。継続的に受け続けなければ良いのです。

減らすと同時に発散しながら、ストレスをうまくコントロールしていきましょう。

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