今日もごちそうさまでした!
今日のお昼は一人で外食。さて、何を食べようと考える、至福のとき。
おいしいものはたくさんいただいてきました。産地でいただく獲れたての新鮮なもの、旬のもの、珍しいもの、お高いもの。食べることに関しては、かなり贅沢をしてきたと思います。いやいや、ほんにありがたいことです。
そしてこのごろ思うこと。
価格が高くておいしい → これは当たり前
価格が高くておいしくない → これはかなり厳しい
価格が安くておいしくない → これは仕方ありません
価格が安くておいしい → これぞパラダイス!
経年劣化した胃腸と相談し、栄養バランスも考えて、昔ながらの和定食があるような、街の定食屋さんに足が向くようになりました。若いころは暖簾をくぐる勇気がなかったけれど、今や根性がすわったことも一因です。なんだったら、日の高いうちからビールを注文。せんべろだって一人で行ける、立派な大人になりました。年を取るっていいですねー。
昨今の物価高で、安くておいしいお店が少なくなってきましたが、探せばまだまだ残っています。特に京都は天国です。そんなお店はメニューも豊富。仕入れや仕込みが大変ではなかろうかと心配しますが、メニューを選ぶひとときはまるで序曲のようで、本編への期待が高まります。
おいしさを感じる要因の一つに、意外性があると思います。安いのにこんなにおいしかったんだ!食わず嫌いだったけどおいしかったんだ!そしてシチュエーションにも左右される。気の進まない会食のフルコースは、食べた気がしないでしょ?好きな人と食べるものは、なんだっておいしいでしょ?
人間にとって食べるという行為は、生きるために必要なだけではなく、心動かされる行為。ただ、こんなことをほざくことができるのは、恵まれた国で、困らない状況にいるからこそ。それは重々承知のことですが。
この価格でこんなにおいしいお昼ごはんをいただけるなんて。ああ、なんという幸せ。企業努力に心から感謝して、いつまでもお店があることを祈りつつ、お味噌汁の最後の一滴まで、ありがたくいただきます。
今日もごちそうさまでした!