【本を読む】『南朝全史 大覚寺統から後南朝へ』(森茂暁著、講談社学術文庫)
二つに分裂した天皇のルーツ。ほぼ影を潜めてしまった南朝。鎌倉時代から室町時代の公家・武家社会においてなんと約200年のルーツを持つとのこと。
武家政権が伝統的に保持してきたこのような微温的な「両統不可断絶」の原則が、結果的に南朝を潰させることなく、合体まで延命させたと考えられるという。
福岡大学人文学部教授で文学博士の森茂暁氏が、かなり深堀りしてその実像に迫っています。
日本人として、一度はこれを読んでおきたいと思いました。
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