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30代からの友だち付き合いを考える
ここ最近、友だちと会って、
(あれ、昔ほど楽しくないかも?)
と思うことが増えた。
久しぶりに会って、話題はたくさんあるはずなんだけど、いざ会うと何から話したらいいのか分からない。
そもそも久しぶりすぎて互いに手探り状態だったり、趣味が変わって話が合わなかったり、理由は色々あると思うけど、今までになかったことなので戸惑っている。
直近に行った大学のサークルの同窓会は、子どもの話と家建てた系の話が多くて正直あまり楽しくなかった。
一方で、最近、嬉しいこともあった。
高校の頃、好きなバンドやアニメなど共通の趣味がものすごく合う友だちがいて、その子とはたくさんライブやイベントに行った。
大学〜社会人なりたての頃も、頻度は減ったけど一緒にライブに行ったりしていた。
ただ、その子が結婚してからは何となく会わないようになった。
当時、周りで結婚した友だちが全然いなくて、独身でまだまだバリバリオタクをやっていた私は、その友だちがすごく遠くに行ってしまった気がして自分から連絡を取らなくなった。
そしてその後、コロナ禍になり、連絡を取らなくなって2年が経った頃。
突然、その友だちから連絡が来た。
「久しぶり!うたプリの映画観に行かない?」
2年振りとは思えない軽快さだった。
最近のうたプリの曲は全く追っていなかったけど、その子から連絡が来たのが嬉しくて二つ返事でOKした。
久しぶりで緊張したけど、映画は楽しかったし、終わったあとにうたプリの音源を大量に送ってくれた。
それと、同じ霜降り明星のラジオを聞いていることが発覚してその日一番テンションが上がった。
それ以来、その子とはまた一緒にライブやイベントに行ったりしている。
疎遠になった友だちとまた仲良くなった、というのが今までの人生でなかったので、年齢を重ねるとこういうこともあるのか、と思った。
それ以来、誰かと会って話が合わないな、と思っても、今はお互いの旬ジャンルが違う ただそれだけのことなんだと思うようになった。
同窓会で話が合わなかった子も、その子にとっての旬ジャンルが子育て になっているだけ。
合わないと思ったら距離を置いてもいいし、そこでその友だちとの関係が終わるわけではない。
元々気が合ったり好きなものが一緒だったから仲良くなったわけだし、人生生きてればまた同じものにハマるかもしれない。
それで友だちが減って寂しいな、と思ったら、別に今までの友だちに固執する必要はないし、今から新しく出会った人とも気が合えば友だちになれるはずだ。
ちょっとドライかもしれないけど、30代からの友だち付き合いは、そういう風に考えた方が健全でいられるのではないかと思った。
おわり