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いいかげんをしりたい

いい加減。というより適当にやっていい下限かもしれない。

すごく自分ちゃんのことを低く見積もる、と他人に言われることが多いのですが、これはひとえに自分が褒められた経験が少ないからだと思っています。

あとは、父によく「そんなことして何になるのか」って言われて育ちました。稼げるかどうかはしらんわ、いまやりたいんじゃ趣味だろうがーーーーと子どもの頃の私は思っていました。今でも若干そのきらいがあります。

意味ないこと大好き双子座が悪さしてですね、意味ないことばっかりかき集めてたのが悪いのかもしれません。星のせいにしています。

あとあれやるって言ってから一週間くらいして全然べつのことやりたいって言ったり。代わりにもうアイテムを買えないからな、と言われてウンウン唸ってそれらしきものを作る、ということは結構していました。
(結果またやり直したりはしてたんですがまあそれはべつのこととしてそのうち書きます)

で、今年の私にとってのやること、のベースは小説を書くことでした。
もう総括しますが、あと二ヶ月で割合が変わることはまずないと思うので、一旦ここで区切ります。

もうとにかく無心で書いた。
書き続けた。
書きたいネタも山ほど生まれて都度都度書いた。
オンラインではどうか知りませんが、オフラインでは推しカプ本を量産した。

仕事やフォロワーとの関係がしんどい日々でも原稿を落としかけても滑り込みセーフでオンオフ問わずイベントに新刊は携えてやってきた。

結果、作品の感想をもらうかわりに

頭おかしい
おまえはマグロか

とのお言葉をいただきました。言われたことは一度や二度ではございません。いや、ありがたいことに感想もいただけるようになりました。
でもどこかで、認めてもらえてるのは書き続けてるから、と思うこともあるんですよね。

だから、イベントに出るなら新刊持参。
かならず一冊は出す。
そのくらいはふつうと思ってたんですよ。
赤字の額もひどいんですけどね

結果どうなったか

既刊の数を丸一年で12冊以上にしました。

始めた月換算でそれです。
もっと言うと、2022年11月の時点で12冊以上出してます。

つまりは、月刊誌ペースということで。

一番薄い本でも六千字くらい、ということは少なくとも七万字は書いたということ。
もちろん三万字程度の話も書きました。どれもこれも、話の繋がりがないので、それぞれ個別の話です。推しカプはひとつではないので、それをまとめて、ということにはなりますが、まあ書いた。
しかも入稿するということは、そのイベント前に原稿が完成しているということ。表紙も作って、タイトルも決めて、都度入稿して。

完成した本は手元にずっしりとくるほどにある。

でも、自分を褒められないのです。

みてみてすごいでしょ、は思わんでもないです。
でも、それで私の気持ちは動かない。

常に自分は見上げてばっかで、反応というか、会話のレスポンスのようなものがほしい。だから、響かないのなら次! またその次! みたいなわんこそば。
控えめに言って「読む時間ないわ!!!!」ってことなんですよね。みなさんもそれぞれ創作しているのだから。
しかも自分以上に書いていたり、描いていたりするものが素敵な方々がやまほどいるジャンル。

自分の本まで手に取るのか、という話なんですよね。
この辺りは自分のスタンスの問題なのでしかたがないのですが、ここに気付くまで一年以上かかりました。
既刊ありすぎて厳選できない民です。本当にありがとうございました。

なにより、自分も含め二足のわらじ生活で活躍してる作家さんたちを尊敬しています。自分もこの一年、体がったがたになりながら生きています。まだ大丈夫ですけど、これは体壊すわ短命だわ、と実感した次第です。

でもなぁ、一本で書けるほど世の中甘くはないと知っているからなぁ、という気分。

何より、自分のかいたものを「これは盲点だった!」「属性を字面で見たら絶対ありえないのにいそうなキャラになっていてびっくりした」と言われたことがあって、それは本当に糧になっています。

一次創作でそういうキャラづけとかキャラ作りとかは難しいと思うのですが、できるだけのんびり、自分の見たい世界を広げていけたらなと思っています。

個人的に、名前つけたりタイトルつけたりがめちゃくちゃ苦手なのですが、その分褒めていただく機会も多くて「頑張ったで私!(関西弁)」と褒めてあげなきゃなと思っています。
ダブルミーニングが好きなのは某職業小説家さんの影響がめちゃくちゃ強いんだろうなと個人的には思っていますし、ある程度名前の付け方は参考にしています。

あくまで私は隙間産業でほそぼそ、ニッチなところを攻めていきたいなと、思った次第です。だからこそ、いい加減で書き続けられるようになりたいな! という満月に向けてのお話でした。

仕事まるかぶりで月食見られるかすらわかりませんが、がんばって生きていきたいと思います。まずは半年前からの総ざらえ、です!

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