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【社員インタビュー】お客さまとチームメイトになるデザイナー集団

「みんなのデザイン進化論」の取り組みを立ち上げたレベルフォーデザイン(L4D)の社員へのインタビューをおこなう本連載。なぜ、デザインの道に進むことになったのか、L4Dに入社した動機やL4Dでの経験を経て「デザインの価値」をどのように感じているのか。ぶっちゃけて話していただきます。第7回は中田渉(わたる)さん。建築家志望からデザイナーに転身。分野は違っても「設計」という視点からデザインの価値をお話しくださいました。(聞き手:酒井 章)


そもそもデザインというものに、興味を持ったきっかけは何だったんですか?

絵を描くことが子供の頃から好きだったのですが、時折誰かに褒めてもらったことが、今考えると小さな成功体験になってデザインに興味を持つきっかけになったと思います。


いつから本格的にデザインを志すようになったんですか?

絵を描く中でも自分が想像する街並みを描くことが好きで、その延長線で建築模型やミニチュア、あるいはそもそも街や建築に興味を持ちまして。その流れで大学の建築学科に進学しました。
デザインを志すきっかけとなった一番の経験は、課題で小さな建物を作ったのですが、それを説明するプレゼンボードがすごく評価されたことです。
見せるということの大事さというか「見せ方で見え方が変わってくるんだな」ということに驚きを感じて面白いな、と思いました。


で、建築からグラフィックデザインに進路を変更したんですね?

正直なところ、建築よりも評価してもらっていたグラフィックデザイン表現の方が自分は得意なんじゃないかな、と思いまして。


グラフィックデザインを改めて学び直したんですか?

特に専門学校に行くわけではなく、独学で見よう見まねで作るようなことを繰り返して、いくつかのデザイン事務所に採用の問い合わせをしたのですがご縁がなく、結局ハローワークに行って東京都内のデザイン会社に就職させてもらいました。


入社したのは、どういう領域のデザイン会社だったんですか?

主にBtoB領域の、家具メーカーさんのすごく分厚いカタログをメインとした仕事をしている会社です。オフィスの1階部分にある撮影スタジオで製品の撮影からデザインやDTPみたいなことまでやっていました。


そこで実践しながらデザインを学び直したという感じでしたか?

本当にそうですね。OJT的に「余白はこうやって使うんだよ」とか「文字はこうやって入れるんだよ」など細かい技術的なところを実際にお仕事させてもらいながらアドバイスいただいて学んだという感じです。


教えてもらった中で記憶に残っていることは?

まず言われたことは「きっちりと表現する」ということでした。その上で自分の気づきを提案として発展させていくようなことは、それまで勉強したことがありませんでした。改めて、言われたものをただ形にするところで
留まっていたことに気づかされました。


当時の仕事で記憶に残っている仕事は何ですか?

ゴルフウエアの開発もされているアパレルメーカーさんの仕事です。モデルさんを撮影して合成するみたいな仕事で、その絵作りやコンセプト作りのところから提案し、レタッチまでの一連の流れまで、ほぼ任せていただいたのは凄く大きな経験になりました。


その会社には何年くらい居ましたか?

7年ぐらいです。


そこから、なぜ転職しようと思ったんですか?

相変わらず言われたものを形にするところで止まっている、と感じていました。その会社ではお客さんに営業の方がヒアリングし、営業の方から降りてきたものをデザイナーが形にするような仕事の流れでした。
もう少し自分も関われるような体制の会社を色々探していた時に、清水社長が元々デザイナーで会社もデザイナーだけという体制のL4Dだと自分がやりたいことができるんじゃないかな、と思いました。


面接を受けたときに印象に残っていることは?

清水社長が凄く陽気な方だったことです(笑)。
一方で、デザイナーと経営者それぞれの視点から、過去のことやこれからのことに関するお話を清水社長から色々伺って、学べることが多そうだなととてもワクワクしました。


L4D入社の決め手になったのは何でしたか?

先ほどもお話ししたように、デザイナーが色々な提案をできそうだと思ったことと、デザインの中でも上流のところ、ブランディングのところに携わることができるんじゃないか、という期待です。


L4Dでの4年半で、どのような仕事をしてきましたか?

主に企業さんの定期刊行物パンフレットのお仕事だったり、ブランディング関連ではロゴマークを作らせていただいたり、VIツール、WEBサイトなどのデザインに携わらせていただいたりして来ました。


今まで印象に残っている仕事は?

北海道のホテル開業の仕事です。当初はウェブサイトを作って欲しいというご依頼だったのですが、お話を聞いていく中で、ブランドアイデンティティーのところをお手伝いした方が良いのではないかと思い、ご提案させていただきました。ワークショップを行い、その成果物としてロゴマークやウェブサイトあるいはホテルのサインなどのお手伝いをさせていただきました。
それは自分が思い描いていた上流のところから色々お手伝いさせていただいた仕事だったので、すごく印象に残っています。

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その経験から学んだことは何でしたか?

もっといろいろ勉強しなくてはいけないと思いました。デザインだけではなくマーケティングの知識も必要になってくるので、しっかり勉強しないと良いご提案ができないと感じましたね。


L4Dに入社して、実際の仕事の仕方や会社の雰囲気はどうでしたか?

一緒に働いている皆さんが真面目で勉強家ぞろいなので、自分も負けていられない!という刺激を受けています。


少し具体的にお話しいただけますか?

グループリーダーの渡邊大路さんは、「地域のブランディングをやっていきたい」という想いを持って、これまでいろいろ苦労されたようなのですが、
それがようやく形になってきて、多くの自治体さんとの繋がりができ、
さまざまなイベントの仕事もされています。そのために常にいろいろ勉強されている姿にすごく感化されています。


L4Dの皆さんの仕事の仕方はどうですか?

本当に皆さん真面目で。ちょっと仕事し過ぎじゃないかって思うくらい仕事をしています。とは言いつつ、上手く緩急をつけながら楽しく仕事をしていると感じています。


L4Dに入って、デザインに対する考え方や向き合い方は変わりましたか

変わりましたね。それまでは、デザインと言えば見せ方のところだけだと思っていたのですが、そこだけではなくて情報の設計の部分からデザインするということを意識するようになってきたと思います。お客様にきちんとヒアリングし、その上で情報を整理してお客様が求める本質を考えて形にする、というように意識の持ち方が変わったと思います。


今後やってみたいこと、勉強したいことはありますか?

やはりブランディングに携わっていきたい気持ちがあるので、デザイン以外の勉強、例えばマーケティングの知識や知見というものを勉強しなければいけないと思っています。
あとは、これまで紙媒体の仕事が割合として多かったのですが、ウェブデザインにも興味が出てきたので、親和性のある動画の制作や3D制作の勉強をすぐにでもしたいと思っています。


改めて「ブランディング」とはどういうものだと思いますか?

ブランディングは、会社やサービスやモノの「らしさ」をうまく引き出し、それをうまく他者へ伝えられるようにするお手伝いをすることだと
思います。


「デザイン」とは?

見せ方の部分の前にある情報整理のところも含めて全てがデザインだと思います。


レベルフォーデザインという会社を中田さん“らしく”表現するとしたら?

真面目で勉強家。そこには「お客様のために」という視点があると
思います。そういった(お客様のための勉強の)積み重ねがお客様に響いて、仕事をさせていただいているうちに、いつの間にかお客様の一員や
チームメイトになっているようなデザイナーの集団だと思います。


L4Dがこれからもっと良くなるためには、どうしたら良いと思いますか?

もっといろいろなお客様や案件に携わるためにもっともっと仲間が増えたら、いろいろなことができるんじゃないか、と思います。


⚫︎この記事の話し手
中田 渉(なかだ わたる) / L4D / デザイナー
埼玉県出身。グラフィックデザインをはじめ、動画編集や3DCG制作も行う。表現の幅を広げるべく、Webデザイン、3DCG動画制作を勉強中。



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