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洪積層と沖積層 | どっちがどっち?

どちらかが昔の地層で、建築をする上で地盤が強く優れているというのは分かっているが、どっちがどっちだったか分からなくなる。

「沖積層は、沖積世に川によって運搬された〜〜〜」
これでは沖積世の年代とそれ以外の知識がないと分からないし、洪積層の洪も川によって運ばれただろうから、結局平行線のままで合点がいかない。

ということで、そもそもの名前の由来を調べてみた。
まずは一番謎だった洪積層から、、

洪積層

この名称は、キリスト教のノアの洪水から由来している。その真偽はさておき、当時はこの洪水によってできた堆積物だと考えられており、『洪積層』という地層名と命名され、洪水堆積物の意味を持つ。

こちらの学術資料を参照しました。

つまり、こっちが宗教の話に出てくるぐらい古い地層で時間が経って地盤がいい感じに固まっているってことで👦

これで十分だが、一応沖積層も、、

沖積層

昔は沖だったところが海水面が下がり、今の地盤になっている地層という意味で沖積層と名付けられた。正確には沖だった部分すべてが沖積層ではない。

長い年月をかけて海水面は上がったり下がったりしており、最も海水面が低下した約18000年前の海退期に河川の侵食作用で谷ができ、また海水面があがった約6000年前の海進期に河川によってその谷に(この時は沖)堆積物が堆積した。そして現在また水が引き、その堆積物が残った部分が沖積層と呼ばれている。

こちらの記事を参照しました。

なかなか『沖』積層の名称の由来を明記したものが見当たらなかったのだが、おそらくこれであっていると思われる。

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