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降り積もれ孤独な死よ 考察2話 生き残りの子ども達プロフィール

六花(りっか)は雪の異称
”リッカ”のマークは、灰川邸の子どもたちだけが知っている家族の証。
降り積もる雪に、灰川は何を重ねて見ていたのでしょうか。

と、呑気に考えているうちに、灰川死んでもうた…。
降り積もれ孤独な死よ 第2話
被疑者死亡のままで、灰川が起訴。犯人は灰川で、事件は終結することになるのでしょうか。

2話でわかったことと、新たな事件、謎についてまとめます。

最新話の感想・考察はこちら




1.第2話でわかったこと

灰川邸生き残った6人のプロフィール

長男 東 優磨(26) 母親が新興宗教にハマり、激しい折檻を受ける。現在は運送業者に勤務。自宅アパートの玄関には、「すぐに投げ出さない」「継続は力なり」「人の目を見て話す」などの張り紙。

次男 神代健流(25) 行方不明

長女 沖島マヤ(25) 幼少時両親を事故で亡くし、引き取った叔父から性的虐待を受ける。現在はタトゥースタジオで勤務。

次女 蓮水花音(24) 母親からの育児放棄。現在は、花屋で勤務。

三男 川口 悟(23) 大病院を経営するエリート家系の息子だが、教育虐待・身体的虐待を受けていた。現在は甲州大学法科大学院生。灰川と関わることについては消極的。

四男 瀧本蒼佑(22) 冴木の腹違いの弟。現在は自動車整備工場に勤務。灰川に対しては、「捨てた」と恨む気持ちを持っていそう。母親に暴力を振るっている。母親いわく、”父親同様壊れてしまっている”。

冴木が蒼佑に最後に会ったのは10年前と言っていたので、蒼佑11歳の時か?灰川邸の子どもたちが解散したのは6年前なので、実父が亡くなった頃は、蒼佑はまだ灰川邸に出入りしていたことになる。

あまり詳しくない公式相関図


灰川邸事件の被害者の死亡時期

1話のホワイトボードにあった情報を追加します。

2012年内死亡 5歳から8歳ぐらいまでの子ども6名
2013年内死亡 12歳から13歳の子ども4名
2014年内死亡 12歳から20歳の3名

ここからわかるのは、犯人は、多少の順不同はあるものの、年齢の低い順に標的にしたのではないかということです。


連続傷害事件の動機

・狙われていたのは、子どもや孫を虐待していた男性
・犯行を行っているのは、黒ずくめの目出し帽を被った人
・犯行動機は、犯人は子どもを虐待する男を憎んでいると推測


2.新たな事件と謎

新たな事件

7月12日の夜9時ごろ。蓮水花音が階段から突き落とされる。

蓮水は、生き残った子どものうちの誰かが自分を突き落とした。その人間が灰川邸事件の真犯人である、と言う。

冴木の聴取では、7月12日9時にアリバイがないのは、弟の蒼佑だけだった。


残る謎、新たな謎

自分が、1話の解説で挙げた以下の謎。まだ、明らかになっているものはありませんが…。

①冒頭の、ナイフを手にした血まみれの少年は誰か。
②灰川邸事件の犯人は誰か。
③連続傷害事件の犯人は誰か。
④ラスト、花屋で働く蓮水を見ていた人物(帽子の男)は誰か。
⑤2024年月島の失踪事件に関わっているのは誰か。
⑥何故、冴木は刑事をやめたのか。


②灰川邸事件の犯人は、現状警察は灰川十三と考えています。しかし、灰川は真犯人を庇っている、というのが蓮水花音の見立てです。

2話で新たに加わる謎は、”⑦蓮水を階段から突き落としたのは誰か”。

同じ人物がいくつかの事象に関わっている、ということも考えられますね。


3.考察と感想


③連続傷害事件の犯人

母に暴力を振るっていたことがわかった蒼佑。黒ずくめにフードを被り、夜の街を歩いているところを、蓮水に尾行されているシーンがありました。
連続傷害事件の犯人は、虐待している男を恨んでいる。また、この事件は、蒼佑が住む町の付近で発生していることから、こちらの犯人は瀧本蒼佑という線が濃くなりました。

「ごめん母さん…、またやっちゃった…」
また…何をやっちゃったのかというと、傷害事件のことなのではないかと思います。

防犯ビデオ画像を見た、五味(黒木メイサ)の様子からも、すでに知っている人物(灰川邸の関係者?)という感じでした。

⑥冴木が刑事をやめる、のは、蒼佑が傷害事件の犯人だったことが契機なのではないでしょうか。
灰川邸事件に真相を探るために刑事を辞めたという可能性も考えましたが、2024年の冴木は事件を調べている雰囲気ではなかったですよね。


⑦蓮水を階段から突き落としたのは誰か

冴木は、灰川邸の犯人=蓮水の犯人を、蒼佑だと思っているようですが、そちらは別のように思います。

1話では、帽子の男が蓮水を見ているシーンがありました。2話では、同じ帽子の男と思われる人物が、おそらく灰川の収監されている警察署を見上げているシーンがあります。手にはリッカのマークが握られていました。

このことから、帽子の男は、行方不明の神代健流なのではないかと予想します。蓮水を突き落としたのは、帽子の男=神代ですかね。

ちなみに、1話の映像をよく見ると、帽子の男は顔にケロイドのようなものがあるようにも見えます。写真の神代にはそのような跡はないので、同一人物ではない可能性、灰川邸が解散してから神代が怪我をした可能性、両方あると思うので、次回以降の注目点です。
(我が家のTVが4Kじゃないせいで、そう見えていたらすみませんw)

蓮水が突き落とされた件で、ちょっと気になることもあります。

蓮水が、事件現場に献花している時に電話がかかってきます。蓮水は誰かに呼び出されてあの場所に行ったのではないかと思うのですが、そうだとしたら、それを冴木に言わないのはなぜか。
蓮水は電話の相手が誰だかわかっていないのか?
謎です。


②灰川邸事件の犯人

蓮水が階段から落とされた件が、神代だとしても、灰川邸事件の犯人が神代かどうかはまだわかりません。

最後の犯行があったのが、2014年。その時、神代は19歳。相手を地下室に閉じ込めるだけなら、できない犯罪ではないですが…。

また、灰川邸事件、2014年から3年間は犯行が行われませんでした。
これは、どうしてなのか。
そして、もし蓮水を殺そうとしたのなら、なぜ2017年に犯行を再開したのか。

事件が発覚し、灰川が犯人として捕まっているのに、わざわざ犯行を再開する意味があるのか?

階段から突き落とされた蓮水は、結局怪我だけで済んでいます。
犯人は、その様子を見て、トドメを指すようなことをしていないことから、蓮水を殺すことが目的ではなかったようにも思います。

このことから、犯人の目的は、蓮水のことを殺そうとしたわけではなく、警告…だったのではと考えます。これ以上、事件のことを調べるな、という。


* * *

灰川は獄中で亡くなっていました。自分の命ごと秘密を葬ったのでしょうか。
これで、真相は、真犯人によってしか明かされようがありません。

灰川邸事件は、2017年では、灰川が犯人ということで終結しそうです。
ここで、逃げ切った犯人が、2024年、丸横の若者を相手に、第2の灰川になろうとしている…とつながるのか。

生き残った子ども達は、初期メンバー6名。
何故、殺されずに生き残ったのか。
そこにも、意味がありそうです。

まだまだ、見えてこないことがいっぱいですね。
もうひとつおまけに、疑問点。
1話で、灰川が冴木が蒼佑の兄であることに気づいたのはなぜか。
これも、回収して欲しいですね。
石鹸とタバコの匂いからの連想?
蒼佑の兄が刑事であること…もともと知っていたのでしょうか。

まさに、謎が謎呼ぶ展開ですね。


最後にとびっきりの情報だ!

五味警部補は犬好き。

ぜひ、彼女のデスク周りを見てくれ!


第1話時系列整理はこちら


原作マンガはこちら


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