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降り積もれ孤独な死よ考察9話 罪深き花屋と最後の真相

顔傷男の正体がわかった9話。
てか、うお〜い!花屋の店員の余計な一言で、エラいことになってますけど〜!?
マヤに花言葉を教えなければ、例年通り黄色いカーネーションが八木橋に届いてたはずなのに…。運命のイタズラって、むごい。

最終10話考察はこちら


というわけで、顔傷男の正体については、大体8話の考察通りだったかと思います。

8話考察はこちら

気の毒だよ、顔傷男(こと、せがわりょう)。蓮水は、仲良しのお兄ちゃんがいたことなんて、覚えてなさそうですやん涙
母親焼き殺さんでも、蓮水連れて逃げてあげればよかったのに。陰から見守らんで、表から助けてあげるんじゃダメだったのか?
…とことん不器用なやつよ。

と、顔傷男へのツッコミは止まりませんが、最終回に向けて最後の真相考察してみます。


1.状況整理

犯人予想の前に、以下の状況について何があったのか考察しました。

①マヤが亡くなる前、蓮水と一緒にいたのは?
蓮水が、マヤに黄色いカーネーションを送るよう指示。渡したメモには、八木橋の住所が書いてあった。
今回に限って蓮水が花を贈れなかった理由は、未来ちゃんと一緒にいたからですかね。

②蓮水が悟の職場を訪ねたのは?
自分の持っていた、灰川日記の1ページを渡すため。悟は、それを読んで初めて、家族の秘密(おそらく健流の死にまつわる真相)を知った。
森と冴木に会おうとしたのは、そのノートのページを渡すため。

③顔傷男(せがわりょう)はなぜ冴木を襲ったか
マヤの死のニュースをきっかけに、蓮水を守るというミッションを再開。
顔傷男は、収監される前の灰川から、蓮水を守ることを託されていました。この時灰川は、灰川邸事件のことだけでなく、健流の死の真相も話していたように感じました。

冴木を警察関係者で、蓮水を捕まえるために追っていた、と思ったか?蓮水を冴木から逃すために襲ったのか?
…にしても、前段の冴木の言葉「一緒に逃げよう」は聞いていなかったんか?とは思います。

2.神代健流事件の犯人

8話考察では、東優磨と八木橋陽子を犯人候補に挙げました。
9話では、黄色いカーネーションで健流の死を偽装していたのは、灰川十三であることが明らかになりました。おそらく家族の秘密は、健流の死にまつわることだったと考えます。

つまり、健流を殺してしまったのは、灰川邸の子どもということになります。
であるならば、当初予想通り東優磨

8話考察では、蓮水は日記を読むまで「知らなかった」としていたのですが、4話にこんなシーンがありました。

冴木は蓮水に、顔傷男の正体が健流ではないかと聞きます。
蓮水は、最後に会ったのは6年前でわかりません、と答えます。
その後、警察は健流の消息を掴んでいるのか確認し、冴木が「まだ」と答えると、すぐに「健流以外ってことはないでしょうか」と灰川の実子の話を切り出します。

健流のことから目を逸らすために、灰川の実子のことを出してきたようにも見えます(もっとも、灰川邸事件解決のための重要情報ではあるのですが)。
このやり取りから、蓮水も健流が死んでいることを知っていたのではないかと判断しました。

悟は、灰川の日記を読んで初めて真相を知ったようです。
優磨の病室で「何やってくれてんだよ」と言っていました。
これは、健流を殺すなんて、何やってくれてんだよ、だったのではないでしょうか。

私は、優磨が犯人だとしても、揉めている中でうっかり崖下に落としてしまうなど、過失だったのではないかと予想していました。
しかし、健流の遺体の骨には刺されたような跡があったとのこと。優磨…思ったより本気で殺りにいっちゃったのか…と思いました。

マヤと蓮水ですが、健流の死に加担したということではなく、その場にいて優磨が健流を刺すところを目撃してしまったのではないでしょうか。

神代健流事件の真相を時系列に並べると
2011年
・健流が灰川邸を出た後に、母にも追い出され戻ってくる
・優磨が健流を刺す
・灰川が健流の遺体を埋める。「何も言うな、これは家族の秘密だ」
・その後、2017年逮捕時まで、灰川が健流の母に黄色いカーネーションを贈り偽装

2017年
・灰川邸事件発覚により、灰川が逮捕。勾留中に自死
・日記を見つけた蓮水が、健流の死の真相が書かれたページを破る
・2024年まで、灰川の代わりに、健流の母に黄色いカーネーションを贈る

2024年
・蓮水は灰川に代わり、黄色のカーネーションを贈り続ける
・マヤが気を利かせて赤いカーネーションを贈ってしまう
・健流の母が不審に思い、贈り主であるマヤを特定
・マヤに会う(お礼?)
・優磨に会う?

八木橋が犯人だとして、マヤへの明確な殺意があったのか、過失なのかはわかりません。
優磨の状況も、本人が道路に飛び出したことでの事故ですから(そして死んでいない)、殺そうとまでしたのかはわからないな、と。

前回の考察でも書いたんですが、もし本当に健流を案じていたならば、マヤたちをどうにかする前に、遺体を探そうとするんじゃないかと…(八木橋がマヤと会った時点で、まだ、白骨は見つかってなかったし)
八木橋が復讐を考えるほど健流のことを思っていたのか…というのは、モヤモヤしますね。

ただ、マヤの死の真相を知っていそうな顔傷男が、八木橋宅を訪れていることからも、八木橋が犯人決定でしょうか。

* * *

それにしても、悟が犯人の可能性も考えていたので、優磨の病室に悟がいるシーンでは、悟が生命維持の管を引き抜くんじゃないかと、ドキドキしました笑
悟よ、疑ってごめんなさい。

3.蓮水を階段から落とした犯人

蓮水花音が階段から突き落とされたのは、2話のことです。
その犯人が、ここまで明らかにならないとは想像していませんでした。
そして、誰なのかというのも、正直よくわかりません。

突き落とされたシーンを、振り返ります。

・灰川邸事件の報道後、灰川邸に花を手向に行く
・手を合わせてる時に、電話があり誰かと会話する
・階段に向かう
・階段の上で、スマホの画面を見る
・背後から誰かに押されて落下する
・落下したところから見上げた蓮水は、フードを被った黒い人影を目にする

この流れを見ると、誰かに呼び出されたため、あの場所に行ったとしか思えません。
そして、誰かを待っていた。

電話の相手が犯人だとしたら、蓮水の連絡先を知っている者であること。
蓮水がそれほど警戒しないで、会おうとする人物であること。
突き落とされたことを警察沙汰にしなかったことから、犯人が誰か分かった上で庇っているのではないかということ、が考えられます。

そうなると、やはり犯人は灰川邸の子ども。
突き落としの犯人をかばった上で、その状況を利用して冴木に灰川邸事件の真犯人を探すようしむけようとしたのではないか。

背格好的に、犯人はマヤなのかな…とも思うのですが、突き落とす理由がわかりません。
健流のことを話さないように、という警告?
その後の、マヤの蓮水への態度からは、マヤが犯人のようには思えないですが…。

また、この日、蓮水が灰川邸に花を手向けているところを、物陰から顔傷男は見ています。
(2話でもよく見ると、一瞬顔傷男らしき人が映り込みます)
蓮水を守るために動いていたのに、そこは助けないんか〜いと、思ってしまいました。

* * *

ぼんやりとした枠組みはわかるのですが、詳細はよくわからないというのが本音です。

他にも、蓮水の言う決着とは何か、罪を被って死んでしまう気ではないだろうか?
健流の弟はどこに行ったのか?まさか、健流と入れ替わってる?
蒼佑の葬式の時に、蓮水が「蒼佑が死んだのは、私のせいです」と言っていた真意は何か。
鈴木は顔傷男に襲われた時、現場に注射器落とさなかったのか、そもそもあそこで蓮水を地下室に閉じ込めても、冴木にバレバレだろ…
あ、後半はただのツッコミになってしまいましたが、気になることはまだ残されています。

どこまで回収してくれるでしょうか。
緊張感のあるストーリーと演出で、ここまで十分楽しませてもらいました。冴木や蓮水に救いのあるラストになることを、切に願っています。

これまでの感想・考察はこちら

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何もわからない次回予告


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