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「タワマンに住んで後悔してる」を読んで

コミックエッセイ
というジャンルは初めてかもしれない

久しぶりの読書再開
紹介第一弾は
漫画です

「タワマンに住んで後悔してる」
原作 窓際三等兵
漫画 グラハム子

あらすじ

九州から念願の東京転勤が叶い、憧れだったタワマン(低階層)の部屋を購入した渕上家。
専業主婦の渕上舞は東京の生活に馴染めずにいたが、小学5年生の息子・悠真が入った野球チームに同じタワマンに住むママ、サバサバ系バリキャリアウーマン・瀧本香織(中層階在住)とボスママ的存在のエリート駐在妻・堀恵(高層階在住)の2人がおり、すぐに仲良くなる。
しかし、転入早々、悠真がエースになったことで徐々に不協和音が…。
低層階と高層階、専業主婦とバリキャリ、子供の学力、夫の職業など、さまざまな軸で見えない競争意識に駆り立てられていく大人たち。
その不毛な競争の先で手にするものとは?
同じタワマンの低・中・高層階に住む3組の虚栄と内情を描くセミフィクション。

あらすじは本から引用

漫画なので非常に読みやすい作品でしたが
読みやすいので心に刺さることがたくさんありました

1つの家族ではなく
3つの家族の話しを織り交ぜてあるので

視点が変わった感覚になって読めるのがまた良い

読んでいて
自分はこの家族の母親と同じことをしているかもしれない

そんな気づきを感じる方もいるかもしれないです

セミフィクションという言葉が絶妙です
自分はこれ以上にひどい現状が

繰り広げられていると感じました

タワーマンションに自分は関係したことがあります
フードデリバリーの配達で

よく都内のタワマンに配達に行ってたからです
配達依頼の多いタワマン

セキュリティの厳しい場所では
入館手続きをして、配達関係専用のエレベーターから入館し

届ける必要がある場所があります

これを面倒だと思う方もいますが
自分は色んなタワマンに入ることができること

高層階から景色を見れることが嬉しかったので
嫌がらず仕事を受けています

タワマンの難点は
エレベーター問題

セキュリティーが厳しい場所では
配達員用エレベーターが1つしかない場所もあります

住民用のエレベーターに乗ってはいけない場所も多く
届け先に行くまでに

エレベーターを逃すとかなり時間がかかってしまいます

住民用のエレベーターが使える場合
住民の方が

配達員だと気がつくとエレベーターを開けて待ってくれる方が
たくさんいらっしゃいます

「タワマンてさ、エレベーター全然来ないのが大変なんだよね」
住民の方がそう話していました

エレベーターがガンガンくる場所もあるのですが
全部がそうでなく

動物を散歩に連れて行く場合は
貨物用のエレベーターを使わなくてはいけないなど

色々と苦労されているところを
たくさん見ています

この本を読んで
「こういう苦労して苦しんでいる人、あのタワマンにもたくさんいるんだな」

セミフィクションとして書かれた内容ですが
事実に近いと思っています

全ては他人と比べることから
自分を見失い
他人も巻き込んでいく

そのことが
よく理解できる作品だと思います

これは
タワマンだけなく

学校
会社
友人関係
近所付き合い
などなど

色んなことに共通することだと思います

今、自分は本当にやりたいことにしっかり向き合っているのか?

改めて考えさせられました

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