世界のエリートが学んでいる教養書必読100冊を1冊にまとめてみた -永井孝尚-
「教養とは何だろう?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
私は、最近妻と漫画の話をしていたときに、そのことをふと思い浮かべました。
というのも、ある漫画の一コマが別の漫画のパロディではないか、という話題になったのですが、私はその元ネタに気づけなかったのです。
その瞬間、ある程度の知識の有無で、作品を楽しむ深さや面白さが変わってくるのだと実感しました。
これは日常生活でも同様で、特に仕事の場面では、一定の知識がないと会話に入れないこともあります。
「このままではまずい」と思い、勉強したいとは思うものの、何から手をつければよいのか分からない……。
そんな私にとって、本書はまさにうってつけでした。
100冊の教養書の要点が丁寧にまとめられており、これを読むだけでも、日常生活での物事に対する理解が深まります。
かつて挫折した『資本論』も、本書では非常にわかりやすく解説されていました。
ただし、注意すべき点もあります。それは、すべてを鵜呑みにしないこと。
読みやすく要約されている分、何らかのバイアスがかかっていたり、内容が簡略化されていたりする可能性があるからです。
特に気になる本があれば、ぜひ元の書籍にも目を通してみることをおすすめします。