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シマエナガとかみさま。
私には4人の子どもがいて、40歳で産んだ末っ子は初めての女の子。
春からは小学2年生。クラスでは一番背が低い。
お姉さんのように大きな同級生からは「赤ちゃんみたい」と愛でられ、喜んでいる。
大学生、高校生、中学生の大きなお兄さん3人に囲まれている娘。
我が家ではいつも、小鳥さんとか、ひな鳥とか呼ばれている。
そんな小さな娘を、娘が大好きな「シマエナガ」にたとえて、娘との小さな日常生活を綴っています。
3月27日。
夕飯の後、シマエナガと私と、二人で食卓で話をしていた。
その時に、静かな落ち着いた声で、
「ママ、あのね、手のない人のこと、気持ち悪いって思っちゃったらどうしたらいいの?」
と質問された。
「そういう人に会ったの?」
と聞くと、
「ううん。学童でね、本を読んだの。」
「絵本?」と私は聞いた。
「うん。でも、本当の話なんだよ。写真も載っててね。それでね、Kちゃんがね、私に聞いてきたの。手のない人見て、気持ち悪いっておもっちゃった、って。
どうしたらいいんだろう。罰があたっちゃうかな、って。」
「だからね、Kちゃんにね、そういうときは、
神様ごめんなさいって言えばいいんだよ。って言ったの。
あってる?」
「Mちゃん(シマエナガのこと)も気持ち悪いって思った?」
と私が聞くと、
「ううん。Mちゃん(シマエナガ)はね、かわいそうだなって思ったの。でもね、その子ね、泳げるようになったんだよ。
すごいうれしそうにしてたの。」と教えてくれた。
***
3月31日はカトリック教会の暦では復活祭(イースター)だ。
教会ではその前には心を改める期間とされていて、
シマエナガも日曜学校で先週神父様に告解をしてもらったところだった。
そんなことが影響していたのかもしれない。
***
なんだか、胸がいっぱいになって、シマエナガを抱きしめた。
ぎゅっーっと抱きしめながら、泣いた。
シマエナガはやさしい。
シマエナガのやさしさに泣けた。
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