土鍋で作るおかゆはスローライフ。
年末、家族の胃腸の調子が悪かったので、おかゆをつくった。
炊飯ジャーで作った方が保温ができて便利だけど、
家族の多い我が家は、炊飯ジャーには他の家族のご飯も常備しておかなくてはいけないので、ゆっくりおかゆだけを保温しておくわけにいかず、
消極的な選択肢で土鍋でおかゆをつくることに。
土鍋はそんなに高級なものだとか、こだわりの土鍋ではなくて、
私にしてはめずらしく、ニトリで衝動買いした小さな黒い土鍋。
使い慣れてないので、ネットのレシピ通りに、
水加減、火加減を守って作る。
お米1合。
水1L。
塩ひとつまみ。
沸騰したら一度グラグラが落ち着くまで火をとめる
グラグラが落ち着いたら再び火を弱火にして15分。
火を止め、5分蒸らす。好みの固さになるまで蒸らす。
土鍋って余熱も調理のうちに入るから、火にかけている時間が短く、
とてもエコな調理器具だなとあらためて思いました。
しかも、想像はつくと思いますが、土鍋で炊いたおかゆは、
炊飯ジャーのおかゆよりおいしい。
土鍋でつくるおかゆは、それだけで特別な食事で、
これに漬物でもあれば、それだけで満足。
そう感じました。
***
都会暮らしながら、ガスも電気もほとんど使わず、
調理はカセットコンロ一つで作っている、という、
稲垣えみ子さんの生活に衝撃を受けて、
どうすれば稲垣さんのライフスタイルに近づけるかな?
と日々考えたりしているけれど、
土鍋で作るおかゆ、
というのはカセットコンロだけでもいけるかも?
とひらめいた。
そうやって、いま、自分の生活一つ一つを見直して、
スローライフにシフトしていける方法を模索しているところ。
家族の多い今は、すぐには無理でも、
準備だけはしておこうと思っている。
なるべくいろんなものに頼らず、
素朴で質素なスタイルに移行していきたい。
土鍋は、シンプルミニマムな生活でも、
本質的に豊かにしてくれる、そんな魅力あるアイテムだと思う。