マガジンのカバー画像

日々のこと

4
日々、かんがえたこと。
運営しているクリエイター

記事一覧

骨折した時の話

骨折した時の話

骨折をするに至った経緯
30代、会社員。
雪国生まれ雪国育ち。
運動は苦手だけど、スキーはできる(ただしひどい筋肉痛になる)。

いま住んでいる街で零下になることは珍しかったが、その冬は非常に寒く、水道管凍結の被害が相次いでいた。
とある日は朝から雪で、大粒のボタン雪が空からぼとぼと落ちてきていた。
私は通勤のため、ダウンコートを着て冬用のブーツを履き、お気に入りの傘を差して横断歩道を渡っていた。

もっとみる
低容量ピルを飲むことになった話

低容量ピルを飲むことになった話

「生理痛で起き上がれない」
「家事が全くできない」
「酷い時は吐く」

というのをまわりの女性から聞いたことはあったが、自分には無関係な話だと思っていた。
自分は健康で、生理痛もほとんどないから、薬なんて必要ない、そう思っていた。

そんな私だったので、30歳を前に初めて婦人科へ行った際には、ちょっとしたカルチャーショックを受けてしまった。
婦人科には様々な年代の女性がいて待ち合い室はギュウギュウ

もっとみる
モバイルスペース

モバイルスペース

高校時代から毎日のように日記を書いていたホームページがサービス終了を迎える。
闇の記録がインターネットの亡霊になる前に、綺麗さっぱり消えて無くなってくれるのには正直ホッとする。
それでも、心の隙間は埋めきれない。

自分の為に、自分の記録を書いていた。
時々、小説のようなものを綴ったり、夢を記録してみたりもした。
読み手は自分と、地元の友人ただ一人。
万が一、他人の目に触れることなどあってはならな

もっとみる
自分でも分からない言葉の正体

自分でも分からない言葉の正体

SNSに投稿しては反応のないことを己の承認欲求が承認してくれない。
アプリを開いては更新ボタンを押し、通知がないことをわざわざ確認して溜息をつく。
次の投稿をする前にもういっそアカウントごと消してやろうかというやる気だけは出してみる。
スタバで何を飲むにもショートサイズの私はケチで小心者。

「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実

もっとみる