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あのアインシュタインも絶賛「複利の法則」とは?
株式投資を始めたばかりの初心者の方にとって、少しでも効率よく資産を増やす方法を知ることは重要です。その中で、最も強力な「投資の力」としてあのアインシュタインも絶賛した「複利の法則」があります。今回は、この複利の法則について初心者にもわかりやすく解説します。
複利の法則とは?
複利とは、**「利子が元本だけでなく、過去に得た利子にもかかる」**という仕組みのことです。簡単に言うと、時間が経つにつれてお金の増え方が加速していく、ということ。
例えば、最初に100万円を年利10%で投資した場合、1年後には10万円の利息がつきます。しかし、2年目はその10万円にも利息がつくため、2年目は元本110万に対する利息として11万円が加算されます。このように、最初の利益が次第に膨らみ、雪だるま式に増えていくのが「複利」の力です。
毎月積立で複利を最大化!シミュレーション
では、毎月1万円を年利10%で積み立てていった場合、どうなるのでしょうか?ここでは、毎月一定額を積み立てていく場合の複利効果をシミュレーションします。
シミュレーション条件
• 毎月積立金額:1万円
• 年利:10%
• 積立期間:10年間(120ヶ月)
↓シミュレーション結果
• 1年目の合計金額:132,000円
• 2年目の合計金額:277,200円
• 3年目の合計金額:436,920円
• 4年目の合計金額:612,612円
• 5年目の合計金額:805,873円
• 6年目の合計金額:1,018,460円
• 7年目の合計金額:1,252,306円
• 8年目の合計金額:1,509,537円
• 9年目の合計金額:1,792,490円
• 10年目の合計金額:2,103,740円
10年ただ貯金すると120万円ですが、複利(10%)の力があれば210万円に大きく膨れ上がっていることがわかります。
※実際には年利4%ほどが限界です。それ以上の利率を謳った商品は詐欺の可能性アリなのでご注意を。
複利の力を最大限発揮するには
複利の力が特に強くなるのは、長期間投資を続けることです。投資の世界では「早く始めることが重要」とよく言われますが、それはまさにこの複利の力を最大限に活かすためです。早い段階から投資を始め、長期間で資産を増やすことで、利息の膨らみが加速し、資産が驚くほど増えていくのです。
株式投資で複利を最大限に活用する方法
では、株式投資で複利を活かすためにはどうすればよいのでしょうか?以下のポイントを押さえることで、複利効果を最大限に引き出せます。
1. 定期的に投資を続ける
株式投資では、定期的に少額ずつ積立投資を行うことが大切です。ドルコスト平均法(といいます)を活用して、相場の上下に関係なく長期的に積み立てていきましょう。
2. 長期投資を心がける
短期的な値動きに惑わされず(ここがまた難しいのでまた解説します)、長期間保有することを意識することで、複利効果を十分に享受できます。
3. 再投資をする
株式投資で得た配当金や売却益を再投資することで、複利効果をさらに強化できます。これにより、利益を元本に追加し、資産を加速的に増やしていきます。(利益もらったらどうしても使いたくなるけど我慢して次の投資に回しましょう)
まとめ
アインシュタインが「複利は人類最大の発見」と言った理由がわかりましたか?
複利の法則は、
少しの資金からでも長期間で驚くべき成果を生み出す力
を持っています。株式投資初心者の方も、早期に投資を始め、長期的に資産を増やしていくことで、複利効果を最大限に活用できます。
株式投資は一度始めると、時間が経つにつれて効果を実感できるため、焦らずに着実に続けることが成功への近道です。複利の力を信じて、長期的な視野を持って投資を続けていきましょう!