[GBA:13] スーパーロボット大戦Dと私。
と言う訳で、SRPG苦手病を克服した私は「ファイアーエムブレム」と並ぶSRPG界の古豪「スーパーロボット大戦」の挑戦に乗り出した。
今回は「スーパーロボット大戦D」の感想を綴る。以降、「スパロボD」と略称で記載する。
スーパーロボット大戦Dとは
2003年8月8日発売。
所謂「スパロボ携帯機シリーズ」についてスパロボ有識者の友人にオススメを問い合わせたところ、それはそれは長文のプレゼンをして頂いた。
「スパロボD」を選んだ理由はストレートに参戦作品だ。
前文の通り、私は「真ゲッターロボ 地球最後の日」(通称「チェンゲ」)が好きだ。
ゲッターロボOVA三部作は中高生だった私にブッ刺さった作品のひとつである。
また、「THEビッグオー」も負けず劣らず好きだ。
アニメも好きだが、有賀ヒトシ先生のコミカライズもどハマりしていた。
この2作品は別格として、他作品も内容を把握しているものが多いため「スパロボの醍醐味であるクロスオーバーやif展開を楽しめる」と判断した。
※醍醐味の下りは友人の受け売りだ
そして気楽にプレイ開始した私を待っていたのは絶望的な状況の地球だった。
クロスオーバーの渋滞
「スパロボD」を始めると、長文テロップで目を疑いたくなる地球の状況が説明されていく。
地球はゲッター線に汚染されており、OZ、ザンスカール帝国、ネオジオンがそれぞれ独立宣言して宇宙戦国時代に突入しているとか何とか。
混ぜるな危険とはこのことだ。こんな地球で一般人は生活できているのか?
と疑問を感じたのも束の間、プロローグステージが始まる。
このプロローグが「チェンゲ」完全再現で終始「HEATS(後期主題歌)」がかかっており最高。
ついでに言うと「HEATS」のアレンジも最高。
かと思いきや、地上ではベスパが好き放題やっている上に、宇宙ではシャアがアクシズ落としを敢行するも地球が消滅してアクシズ落としが失敗に終わる、というトンデモ展開になる。
各作品の主人公が出揃う前から世界設定のクロスオーバーが渋滞している状況だ。
綺麗なシャアとまさかのif展開
次に驚いたのがif展開の多さだ。
「スパロボD」ではシャアが仲間になる。
クワトロではない。ネオジオン総帥のシャアだ。
地球に迫る危機を前にアムロとシャアが手を組んだ形である。
オリファーとマーベットの挙式からのオリファー戦死のお通夜ムードで、アムロもシャアも言葉を失っていたのは印象的だった。
これはクロスオーバーを売りにする作品でなければ見られないシーンだろう。
他に驚いたのは何と言ってもカテジナさん。
原作通りの悪女(というかクズ)ムーブを存分に発揮したにも関わらず、仲間になった。
そして仲間になった途端に弱体化。
敵だとあんなに硬くて避けたくせに・・・憎しみの心がないと全然だめなのか?
好きなユニットBEST3
延々とエピソードを書き連ねそうなので、お気に入りユニット紹介へと移る。
第3位 真ゲッターロボ
原作再現とBGMが最高だった。
性能面でも終盤まで活躍した数少ないスーパー系ユニットで、特に真ゲッター2は真マッハスペシャルもあって避けまくってくれた。
また、単純に3人乗りは精神コマンド使いまくりで強い。
第2位 フォルテギガス
序盤は版権作品の派手さに埋もれていたが、乗り換え後は劇的に強くなった。
ヒロイン・グラキエースが仲間になる事実をクリア後に知った私だが、フォルテギガスに関してはグラキエース不在のまま妹と2人乗り状態が最強だったと思う。思いたい。そうだよね?
火力・耐久力ともに十分な上、見かけに寄らず分身するので被弾も少ない。
あとBGMがかっこいい。Desireが好き。
第1位 ビッグオー
優先的に改造したので一軍を維持したが、活躍はそこそこ。もう本当に好きなだけだ。
そもそも原作再現という面で「スパロボD」のビッグオーは残念すぎた。
本当に「ただいるだけ」に近い。
それに原作に比べて相当にやわらかい。私の中のビッグオーは実弾武器など全て10ダメージでいいくらいに硬い。(バランス崩壊するか)
それでも愛故にコストをかけて改造した。
なんならミノフスキードライブを搭載して空も飛んだ。
後半ステージでビッグデュオが出てきたが、「こちとらずっと前から飛んどるわい!」ってなった。
スーパーロボット大戦Dを終えて
正直めちゃくちゃ楽しめた。
原作再現しつつも他作品のキャラクターが思いがけない働きをしたり、とんでもないif展開があったりと友人の言う「スパロボの醍醐味」は味わえたと思っている。
難点はイベントシーンの画面映えのなさか。
なお、実際に1番活躍したユニットはプロト・ガーランドだ。
こいつがいなかったら別ゲーになっていたと思う。
さぁ、次のゲームへ行こう。