女性の体を温める鍵!乾姜、腸もみ、ミネラルで冷え性改善
新シリーズ: 腸活を超えた全身ケア ~ホルモンバランスから美肌・健康を整える8つのステップ~
Day 2: 冷え性改善と温活習慣
冷え性を卒業!腸もみとミネラルで内側から温かい体へ
「手足がいつも冷たい」「体の芯から温まらない」「布団に入っても眠るまで寒い」
こんな悩みを抱える女性は少なくありません。冷え性は、血行不良や代謝の低下、さらにはホルモンバランスの乱れとも関係しています。改善するには、体の内側から温めるアプローチが必要です。
今回は、冷え性改善のカギとなる「腸」「ミネラル」「正しい食材の選び方」に焦点を当て、冷え性を卒業する温活習慣をご紹介します。
冷え対策で誤解されがちな「生姜」の真実
冷え対策の話になると、必ずと言っていいほど出てくるのが「生姜」です。「体を温める万能食材」として知られていますが、生姜に関する理解が曖昧なまま進められているケースが多いのです。
生姜と乾姜(かんきょう)の違い
そのままの生姜:
生の生姜は、体を一時的に温める効果がある一方で、その後、逆に体を冷やす性質を持っています。これを「発散性」といい、生姜の辛味成分ジンゲロールが関与しています。高温加工した乾姜:
生姜を高温で加工し粉末にした「乾姜」は、ジンゲロールがショウガオールに変化し、体を温める作用が長時間持続します。乾姜は、冷え性改善や体を芯から温めたい場合に有効です。
生姜の誤解について
いつから言われ始めたかはわかりませんが、私が食の知識を勉強し始めた頃にはすでに「生姜は体を温める食材」として紹介されていました。しかし、実際には、生の生姜が持つ冷却作用について説明されないことが多いのです。
冷え性改善を目指すなら、乾姜を使うことが大切です。生姜の正しい使い方を知らないと、せっかくの対策が逆効果になってしまう可能性もあります。
冷え性が与える影響: 酵素が動かない!
冷えは体のあらゆる機能に影響を与えますが、特に注目したいのが酵素の働きへの影響です。体温が低いと、消化や代謝を助ける酵素がうまく働かず、栄養が吸収されにくくなります。その結果、体がエネルギー不足に陥り、さらに冷えが悪化するという悪循環に陥ります。
代謝が上がる仕組みを知ろう
「代謝が上がる」と聞くと、何となく「体が元気になる」「痩せやすくなる」と思いがちですが、具体的に何が起こっているのか知らない方も多いでしょう。代謝が上がるのは、酵素がスムーズに働き、体内でのエネルギー生産が活発になるからです。
酵素と代謝の関係
エネルギー生産の鍵は酵素
酵素は、食べ物から得た栄養素を分解し、エネルギーに変える働きを持っています。体が温かいと酵素の働きが活発になり、代謝がスムーズに行われるようになります。冷え性が酵素の働きを妨げる
体温が低い状態では、酵素の働きが鈍くなり、栄養が十分にエネルギーに変わりません。そのため、代謝が低下し、体がだるく感じたり、脂肪が燃えにくくなったりするのです。腸の温活で酵素を活性化
腸を温め、酵素が働きやすい環境を作ることで、代謝を高めることができます。これが、冷え性改善と代謝アップを両立する方法です。
冷え性と鉄分不足の深い関係
冷え性は女性に多い症状ですが、その背景には鉄分不足が関係しています。鉄分は血液を作り、体の隅々まで酸素と栄養を運ぶ役割を持っています。鉄分が不足すると血行不良が起こり、体が冷えやすくなるのです。
鉄分不足に注意喚起
摂れている「つもり」になっていませんか?
「ほうれん草を食べているから大丈夫」と思いがちですが、野菜に含まれる非ヘム鉄は吸収率が低く、実際には足りていないことが多いです。鉄分不足の隠れた症状
貧血の診断が出ていなくても、疲労感や冷え、爪が割れやすいなどの症状があれば、鉄不足の可能性があります。
鉄分を補うには、腸内環境を整え、吸収効率を上げることが重要です。
冷え性改善の新習慣:実践のステップ
朝: コップ1杯の温かいお湯にミネラルを加えて飲む。
昼: 乾姜を取り入れたスープやお茶で体を温める。
夜: 腸もみと腹式呼吸で1日の冷えをリセットする。
近くに相談できる専門家を持つことも選択肢
冷え性や鉄分不足について、気軽に相談できる漢方薬局や専門家が近くにいると安心です。自分の体調や症状に合わせたアドバイスを受けることも冷え性改善の一つの方法です。
次のステップ: デトックスと痩せ体質のつながり
冷え性が改善すると、代謝が上がり、体が軽くなるのを実感できるようになります。次回は「デトックスから痩せ体質へ」をテーマに、腸内環境と代謝アップの方法を詳しくお伝えします。お楽しみに!