優しさと思いやりの世界
わたしの日常は、コロナの前も後も、びっくりするほど変わらない。
週に5日、仕事(スーパーで働いてる)へ行ってせっせと働き、休みの日は神社行ったり買い物行ったりする。
子供も旦那さんもいないので、変わったことといえば、京都やライブへ行けなくなったぐらいだ。
それぐらい、生活は何も変わっていないのだけれど、それでも心の中は変わったように思う。
コロナがあってから、キングコングの西野亮廣さんのオンラインサロンへ入った。
前から西野さんのことは好きで、テレビ見たりブログを読んだりしていたんやけど、コロナ後の西野さんの活動がとても興味深かったから、思いきって入ってみた。
コロナ前は、雲の上のまた上の、宇宙にいるような人っていうイメージやったんやけど(正直言って遠い人って感じだった)、コロナ後は、ちょっと近くなったような気がしたから、もっと知りたくなった。
入ってみて、サロン内が思いのほか穏やかなのに驚いた。
批判も誰かの悪口もない。
みんな西野さんが好きで集まった人ばかりやから、西野さんがルールを作り、それをみんなが守ってる。
批判の代わりに「ありがとうございます!」
悪口の代わりに「手伝いましょうか?」
困ってる人がいたら、みんなであれこれ考えて、アドバイスする。
「こんな世界があったんやなぁ」っていうのが、正直な感想やった。
スーパーで働いてると、
「自分だけよければ」
「目先の利益がすべて」
っていう考えの人ばかりに思えてくる。
わたし自身にも、そんな考えがないわけではなく、自分のこともほとほと嫌気がさしていた。
でも、サロン内は
「自分だけじゃなく、他の人も」
「目先の利益ではなく、もっと長い目でみる」
っていう西野さんの考えが浸透していた。
その根底にあるのはきっと、優しさと人を思いやる気持ちなんやと思った。
キレイゴトかもしれないけど、わたしはそういう世界に住みたいって、心から思った。
だからって、すぐ仕事を辞めるってわけではないけど、なんとなく、優しさと思いやりの世界を、わたしの周りでも作らなきゃなぁって思った。
自分のいる環境は、自分で作らなきゃ。
政治とか法律とか景気とか教育とか、自分ではどうにもならないことってあるけど、それを良くなるように変えてくれそうな人(力のある人)を応援することはできる。
そうやって、少しずつでも変わっていって「なんかすごく住みやすくて、いい世の中になったよね~」って言い合えるようになればいいなぁって思う。