2021年上半期ベスト海外ドラマ
【海外ドラマファンのためのマガジン第95回】
2021年も半分が過ぎましたね!
新作ドラマのベスト8本は、海外ドラマBoardさんで発表させていただいたので、このマガジンでは、それ以外に印象に残ったドラマを発表しようと思います。
『BOSCH/ボッシュ』シーズン7(ファイナル)
6月25日(金)からAmazon Prime Videoで配信されたばかりの『BOSCH/ボッシュ』ファイナルシーズン。全8話で最終回となってしまいました…….。もうすでにイッキミ済みです。
ロス市警ハリウッド署の刑事ボッシュは、トラブルの渦中に首をツッコミがちなのですが、自分なりの正義を貫いてるヒーロー的な存在です。
ヒーローと言っても、完全無欠というステレオタイプではないです。
渋い一匹狼ふうではありますが、友人も恋人いるし、娘には弱いというかわいい一面もある男。
カッコイイんですよ。このボッシュが。
終了してしまって残念なのですが、実はスピンオフ化することが決定していて、引き続きボッシュ役のタイタス・ウェリヴァー と、娘のマディ役のマディソン・リンツは、出演する予定です。
なので、本編最終回もスピンオフにつながるエピソードになっていました。
犯罪捜査モノですが、派手なドンパチというよりは、警察署内の人間関係や、ボッシュと娘の関係性など、「人間」にフォーカスしたドラマです。
原作は、マイクル・コナリーの人気小説「ハリー・ボッシュシリーズ」。
『BOSCH/ボッシュ』シーズン1からシーズン7(2014-2021)
Amazon Prime Videoで配信中。
ビカミング・ア・ゴッド
キルスティン・ダンスト主演の×ジョージ・クルーニー製作総指揮という話題作。
1992年、突然の事故で夫を亡くしてしまったフロリダ州の主婦クリスタル。赤ん坊を抱えて途方にくれるのですが、一念発起して、近所のウォーターパークの従業員をしながら、夫がハマっていたマルチ商法「FAM」で一山稼ごうと画策するのです。
クリスタルは学歴はないのですが、才覚があり、もとミスコン優勝者でもある容姿を活かしながらなんとかマルチの世界にしがみつきます。
彼女の根性の座り具合は痛快なのですが、やはりマルチ商法というのは儲からないようにできていて、なかなか苦戦中。
だけどうまくいかなくても、しぶとくて諦めないのがクリスタルの長所。
直接「FAM」の幹部のところに乗り込み、自分のアイデアを売ろうとします。
「わぁ面白くなってきた!」と思ったシーズン1の最終回。
「こりゃあ、シーズン2が楽しみだ!」と期待していたのですが…….。
なんと決定していたシーズン2が、コロナ過となって制作がキャンセルになってしまいました。
残念すぎる…….。
キルスティン・ダンストの個性がピッタリのドラマだったので、惜しいなぁ。(わざとダサい風貌にしているところもグッド!)
大人が楽しめるブラック・ユーモア作だったのですが。
現在、Netflixで配信ち中なので、気になった方はぜひ、チェックしてみてください!
『ビカミング・ア・ゴッド』現在Netflixで配信中。
原題:On Becoming a God in Central Florida(2019)