便利さはスランプを生む。TSUTAYAを裏切った報い?
アーティストの #舞台裏 シリーズ。
先日、Instagramのストーリーズでの質問を投げかけました。
「Q. 連想料理をつくってほしい映画は?」
いただいたコメントを参考に映画を見返しています。
実は、ずっとスランプなんです。
実は…、自分の軸にある、映画から連想する料理cinemanma(シネマンマ)は、ここ数年あまりできていませんでした。
↑こんなに熱く語っているのに。
常に、創りたい気持ちはあるものの、10年前ほどの軽いノリや20代の青臭くて若々しいエネルギーでは創れなくなったことや出来上がっても面白さが足りない事が、心の膿になっていました。
今でも当時のポストカードやエッセイブックを販売しているので、「この料理って、嶺子っぽいよね」と言っていただきます。
嬉しい反面、アートやクリエイティブの本質を見るようになった今は、前ほど軽快なリズムで創れなくなってしまった現在の自分に、しょんぼり。
だからと言って、成長を辞めたくはありません。
きっと、成長にはスランプがついてまわる
成長すると、ちゃんとレシピを考えたり、つい...売れようとしちゃいます(笑)
長く続けるには必要なことだけど、それって、ちょっとつまらない。
「あの頃は、知識も技術も何もなかったからできた!」
と・・・思わずにいられません。
あの頃と今では、映画との関係性にも変化がある。
大人になって映画の見方も変わってきました。
当時は、夢いっぱい、憧れいっぱい。
映画を通して、まだ見ぬ世界を覗いていました。
料理だって、今よりも、ずっとずっと、下手くそでした。
でも、できないながらの試行錯誤やハチャメチャな創作が面白かったのです。
今は自分自身が体験できることが多くなった分、映画=世界の扉とは言い切れなくなったのかなぁとも思います。
いい意味で少しだけ、卒業してる。
便利さはスランプを生む。
TSUTAYAを裏切った報い?
何より大きく違うのは、2024年の現代は、映画や音楽を摂取するにはあまりにも便利すぎるのかもしれません。
常に映画が選びたい放題だし、10秒見てフィーリングが合わなかったら、即座に違う映画を見ることができる便利さも、一つの要因。
TSUTAYAでDVDを手に取り、映画に手で触れて、パッケージの表裏を何度も何度も見返して物語を想像しながら選ぶ行為がどれほど大事だったのか、この数年で実感しています。
あんなに愛していたTSUTAYAを裏切って、楽に映画を観るようになってしまった・・・!
便利さを知ってしまったからこその怠惰は、ちゃんとスランプを生みました。
よって...
各、動画配信サービスに向かって、「アルゴリズム壊したいんですけどー!」が最近の口癖です(笑)
そんな舞台裏。
各、動画配信サービスに向かって、「アルゴリズム壊したいんですけどー!」が最近の口癖です(笑)
そんな舞台裏。
スランプだからって諦められないのが、
アーティストの執念。
「できないなら、無理にやらなくていいんじゃない?」
と…思われるかもしれませんが...
たかだか数年のスランプなんかで諦めがつかないのが、アーティストの執念です。
自分の創作には一番厳しくもあり、一番のファンなので、やっぱり今の感性や技術ならではの視点で、また創れるようになりたい。だから、絶対、乗り越えます。
なんでスランプを乗り越えたいの?
今年は出版を目指してゆっくり歩を進めているのですが、いただいたアドバイスがあります。
「一冊目に何を出したい?」
・・・いっぱい考えたけれど、やっぱりシネマンマで挑戦してみたいんだなぁと自覚しました。
そうじゃないと、これから先も膿と戦う羽目になりそう。というわけで、リバビリがてら過去のシネマンマを手直ししたりしています。
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それでは、今日はここまでです。明日もいい一日にしましょうね。
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2024/04/14
小山嶺子(シネマンマ)
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