たまたまって一体何なんやろう
2023.6.21 夏至
夏至だからとかまったく関係なく、たまたま石の宝殿に行った。
本当は6月15日に高砂の美容院に行くはずが、私が乗る予定の電車が接触事故で運休してしまった。お店にかけると次の予約が入っているから遅らせられないとのこと。そこで新たに6月21日に予約した。
前日に、ふと高砂市に住んでる友人を思い出した。石の宝殿が気になると話したら「高砂来た時にタイミングが合えば連れて行くよ」と言ってくれていたので、「無理やろ」と思いながらダメ元で声をかけたら、まさかの秒で行けるよ!の返信。
そんな訳でたまたま夏至に、たまたま初めての石の宝殿、生石神社へ。
何となく御神体が巨石なんだろうなーと軽く考えていたら、予想をはるかに越えた石のスケールだった。予想以上にでっかいし、形状がすごいし、何かいろいろどうかしてた。「どないなっとんねん!」としか言えない巨石だった。来てよかった。
生石神社参拝後、「この上にある山に登りませんか?」と友人夫婦に言われた。そして私は午後に打ち合わせで使うかもと思ってギターを持っていたので「石の宝殿で歌う?」とも提案してくれて、ギターを背負って山登り。と言っても短距離です。
巨石の上にある山頂は何か不思議だった!
図らずも夏至の日に、そんなつもりないのに石の宝殿山頂で歌った。しかも正午を知らせる音楽が鳴った。
何かわからんけど、せっかくやし歌おう!と歌った山頂で、最初にenaを歌おうとしたら何か違う! こういう楽しいやつじゃなく祈りに近いやつ!と思って喜喜にした。
1曲目は喜喜で友人が動画を撮ってくれていて、2曲目は撮影無しでenaを歌った。
途中コードミスした。その時、「コレは中途半端に歌ったらアカンやつや! 真剣に歌おう!」と、西表島で牛を前に歌った時と同じ感覚が走った。
すると何だかめちゃくちゃ風が強くなってきた。かなりの強風が吹き、その風を「正面から私が受け止めて歌ってやる! かかってこい!」みたいな気持ちになって歌ってた。あと、自分でもよくわからんけど、enaを歌ってる時はギターを弾いて歌いながら左回りになったり右回りになったりして歌ってた。何かわからんけど、くるくるとゆっくり回りながら歌ってた。
そしてenaを歌い終わったと同時に風がピッタリ止んだ。
何なのかまったくわからんけど、たぶんそういうことなんやろう。
石の宝殿も、この土地も、周囲の山々も聴いてくれてる感覚があった。
読んでいて意味がわからん人も多いと思いますが、私の感覚はこうなんです。
たまたま夏至の日に宝殿に行き、たまたまその日友人夫婦のタイミングが合い、たまたまギター持ってた私が石の宝殿山頂で正午に歌いました。
夏至の日のいろんな人の投稿見てたら、御神事で舞を踊る方々の衣装が赤かった。私もこの日、たまたま赤いワンピースを着てた。
たまたまって一体なんなんやろうな。
宝殿の美容室に行く予定の日が電車の運休で行けなくなって、たまたま夏至に行くことになったら、何だかパズルのピースがパチンとハマっていくように用意されたような流れになってた。
石の宝殿を後にする際、生石神社に書かれた日本三奇を友人が調べてくれた。
日本三奇のもうひとつ、東北地方の鹽竈神社と聞いてピンときた。鹽竈神社って、西村組の「廃屋から出てきた家具展」で私が購入した掛軸に書かれてた神社だ!
たまたまってほんまに何なんやろう。
宮城の鹽竈神社に行きたくなってきた。