ありがとう という さようならを
気づけば告知ばっかりで、私の内面的なことをほとんど書いていなった。書いてなかったというか何だか書けずにいて、やっと今、少し言葉になろうとしてる。
私の誕生日に開いた5月12日の「渡り鳥のうた」
ONION VOICEは延期になって
5月18日はうたさんしんくらぶお楽しみ会
5月24日は流し場 NAGASHI-BAR
西表島と石垣島の友人たちが関西にライブに来て
6月8日は須磨のボナルーカフェでギターの先生のIsaGuitarraさんと一緒にオリジナル曲を演奏して歌った音らく会。
その都度、いろんな気持ちや感情を味わって、いろんな想いが湧いてはいるけど、文章として言葉に残せないまま歌ったり踊ったりしてた。
ずっと文章を書いてきたけど、歌って、出会って、話して、味わって、それを文章に残さないで過ぎ去る日々ということは、実はしあわせなんじゃないかと思った。
そんな日々の中、音らく会でIsaさんと一緒に私のオリジナル曲を演奏して歌って、ふと気づいたらずっと心に抱えていた呪いのような想いがふわっと軽くなったような気がした。
この歌の中に書いた歌詞。最初に書いた時の「はじまりはあなただった」という歌詞の「あなた」は、どんとだった。それから20年前に好きだった人に変化して、少し前に「このあなたは私だ! はじまりは私だった!」と思った。
歌を歌うきっかけはどんと。
どんとに出会うきっかけや、文章を書くきっかけになったのは昔の好きな人。
だけど、その出会いから、実際にギターを買って歌い出したのは私なんだ。そう選んだのは私なんだ。
そう、気づけた。そんな風に認められた。
言葉にして、歌って、歌って、歌って。
そんな日々の中で、目を背けて見ないようにしていた想いを歌にして、歌うことで思い残した感情が昇華されたのかも知れない。
私の中にずっとあった強い想いが消えてしまうのは寂しくもあるけれど、ありがとうという言葉と歌で何だかさようならできた気がする。
ありがとうというさようならを歌えることは、とても悲しくて、とても嬉しい。そして、きっと美しい。
それはきっといいことだ。