「流し場」という「流しBAR」をやります
私が住む町の近くに塩屋という趣深くて面白いエリアがあり、そこにheso.というスペースがある。間借りして1日店長をやれる場所。そこで「流し場-NAGASHI BAR」をやることにした。
ずっとhesoで何かしたいと思っていた。
足の怪我後、身体の無理はきかなくて、どうやら介護の仕事に重点は置かない方がいいみたい。足の怪我をきっかけに自分で何かしたいけど、私にできることで人に喜ばれることが何なのかわからない。そんなことをずっと考えていた。
SNSに載せている私の何気ない料理を食べてみたいという人が割といるから料理をする? 作るとしたら何? などと自分の付加価値は何かをずっと考えていたけど、先日たまたま訪れた堀江座に来ていたお客さんと話していたら「え!? ギター弾いて歌えるなら、それやればいいじゃないですか! それ、めっちゃ価値ですよ!」と教えてくれた。
歌もギターも上手い人は星の数ほどいる。だから私にその価値があるのかは自分ではわからなかったけど、とにかくやってみようと背中を押された日をきっかけにhesoでゆるゆる流しをしようと思いついた!
そういえば、私はきっちりしたライブより、その時の流れで歌う事になったり、歌いたくてやる方が面白い。西表島を旅した時やハマーダの酒場での流れに任せた歌はちょっと神がかる。
それに私はステージでスポットライトを浴びて見えない誰かに向けて歌うより、目の前にいる誰かを励ますように祝うように歌うのが好き。誰かより上手くなりたいとか、誰よりも秀でたいとか、競い合うことは苦手で強い向上心や戦う性質は私にはない。そういうタイプの私はミュージシャンとは呼べないのでは無いかと思っていたけど、枠にハマらない自分のそんな特性を信じてやってみたい。1月17日にたまたま集った人たちと話してそう思えたから、その時のその感覚のまま素直にやってみようと思えた。
フライヤーに使った写真はその日に出会った人が撮ってくれたもの。撮影場所はheso.じゃなくて堀江座なんだけど、あの日感じた気持ちを忘れたくなくて使用させてもらいました。
ライブじゃないので、気軽に話しながら歌ったり食べたり、優しい気持ちを持ち寄って楽しみましょう! 大きい音が響くジャンベや、爆音が鳴るアンプやミキサーなどを使わなければ楽器持参で遊びに来てもOKです。調和を重んじ節度を大切にしながら歌いたい人や音遊びしたい人はどうぞ。この日を私が1番楽しみにしてます。
流し場
-NAGASHI BAR-
旅先のゲストハウスに何気なく人が集うように、そこに集まった人たちといろいろお話ししながら歌いたい。
私の好きな歌、集った人が聴きたい歌、弾けそうなら誰かが歌う伴奏をしてみたり。とにかくその日の流れで歌って楽しみましょう。
そんな気楽なゆるゆる流し。
いろんな想いや気持ちも話して歌って流してしまえ。ここは流し場、NAGASHI-BAR。