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いまこそ知りたい!「Adobe Summit」ってどんなカンファレンス?

アドビが開催する年次カンファレンス「Adobe Summit」。デジタルマーケティングをテーマにした世界最大級のイベントです。

世界各国から数万人が参加する「Adobe Summit」では、どんなことを体験できるのか。この記事では、その魅力をご紹介します。

2022年のテーマは「パーソナライズされた顧客体験の重要性」 さて今年は?

毎年3月に米国ラスベガスで開催されている「Adobe Summit」。有識者や業界リーダー、アドビ経営陣による講演から、最先端のトレンドやイノベーション、アドビ製品の将来ビジョンの紹介など、さまざまなセッションを実施しています。

2019年には、57カ国以上から1万7000人以上の参加者が集い、日本からも多数のマーケティング関係者が参加しました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年からはオンラインでの開催となりましたが、それにより渡米の必要性がなくなり参加者が一気に増加。2022年は163カ国から12万人も参加しました。コロナ禍で仕事や暮らしのデジタル化やデジタルマーケティングへの注目度がより一層高まったことも、多くの参加者が集まった要因でしょう。

また「Adobe Summit」が毎年設定している異なるテーマは、アドビが今後発表する製品や将来ビジョンなどを反映しています。同時にそれは、今後のデジタルマーケティングでトレンドとなるキーワードという言い方もできます。

2016年は「Experience Business」。企業のデジタルへの投資が、フロントオフィスやバックオフィスから「顧客体験(Experience)」にシフトし、より高次元な顧客エンゲージメントを実現していく必要性について、考えを深めるセッションを開催しました。今でこそ当たり前になった「顧客体験」の重要性が高まってきたことが伺えます。

2017年〜2020年の「Make Experience Your Business」と2021年の「The Future of Customer Experience」は、顧客体験をさらに促進するために必要なワードが選ばれています。このようにAdobe Summitのテーマの歴史はデジタルマーケティングのトレンドの歴史でもあるというわけです。

そして前年である2022年のテーマは「Make the Digital Economy Personal」。コロナ禍で仕事や暮らしの中にテクノロジーが取り入れられ、デジタル中心の社会になっている中、デジタル技術を基盤とした経済を意味する「デジタルエコノミー」におけるパーソナライズされた顧客体験の重要性を提唱しました。

さて、2023年はどんなキーワードが飛び出すでしょうか。

最新技術のチラ見せやユーザー事例など、多様なプログラムが目白押し!

「Adobe Summit」では、テーマに沿ってさまざまなプログラムを実施しています。

Keynote
アドビの今後の方針などを宣言するセッション。ここで発表した製品ロードマップやビジョンは、世界のデジタルマーケティングのトレンドをセットするプレゼン、と言ったら言い過ぎでしょうか。

またその年のテーマに沿って、著名人や専門家を招いた講演を実施。世界の最先端を知る有識者や業界リーダーの話から、最先端のデジタルマーケティングを体験できます。

Sneaks
現在開発中の技術を「少しだけ」公開しているSneaks。毎年ゲストにタレントを迎え、楽しく技術を紹介するセッションです。

「こんなものがあったらいいんじゃないか」というクライアントの要望を聞きながら、社内のプレゼンテーションをくぐりぬけた製品のポイントをチラ見せ。これまでSneaksで紹介された機能の6割を製品としてリリースしています。

Breakout Session
毎年200を超えるブレイクアウトセッションを開催しています。特におすすめなのは、アドビユーザーであるクライアントが登壇するセッション。実際にツールを利用している事例を聞くことで、ベストプラクティスや実用的なヒントを得ることができます。

セッションはQ&Aを含め、1つ60分。現在利用している製品に関するものや所属している業界に合わせて、興味のあるセッションに参加してみてください。

<Adobe Summit 2023に開催するBreakout Session>
• Analytics for Customer Journeys
• B2B Marketing
• Collaborative Work Management
• Commerce Made Personal
• Content that Drives Performance
• Customer Data Management and Activation
• Developer Ecosystem
• Personalized Omnichannel Engagement
• Powering your Digital Business with Adobe Experience Cloud
• Trends and Inspiration

Hands on Labs.
実際に手を動かして製品について学ぶセッション。必要な機材やデータをアドビが用意し、参加者は90分間のトレーニングを行います。製品の基礎をすでに知っていて、より深く利用方法を知りたい方におすすめです。

Community Pavillion
Adobe Experience Cloudとの連携やコンサルティングを実施しているさまざまなパートナーがブースを出展。

アドビも毎年ブースを出展し、特徴的なデモンストレーションを披露しています。2018年はバスケットボールゲームをAdobe Analyticsで計測したり、Document Cloudで情報を管理したり、Adobe I/Oを利用したゲームを提供したりしました。2019年は、90年代のデジタルマーケティングを体験するコーナーを設け、参加者を楽しませました。

また、アドビのツール群の拡張機能をまとめた「Adobe Exchange」内のサードパーティーツールの話を聞くことができるのも魅力のひとつです。

「Adobe Summit 2023」は3月21日〜23日に開催!

顧客体験のリーディングカンパニーであるアドビと、その利用者であるトップブランドが一堂に会することで、デジタルマーケティングの最前線や未来について、議論を深める「Adobe Summit」。

前回の記事でもご紹介しましたが、2023年は3月21日〜23日に開催します。

今年は3年ぶりに米国ラスベガスの会場で行なわれるリアル開催に加えて、現地に行かなくても参加できると好評だったオンライン(Virtual Summit)のハイブリッド開催。オンライン配信は、参加登録するだけで無料で視聴できます。

デジタルマーケティングや顧客体験の最新情報に興味のある人は、ぜひ参加してみてください。

<「Adobe Summit 2023」の詳細・参加申込は下記をご覧ください>

<オンライン参加は下記からお申し込みください>


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