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【Instagramストーリーズ】大事なのは「映え」じゃなくて○○でした


Instagram運用でよく聞くお悩み。
それは「トレンドが追いきれない」「ユーザーが興味を持つクリエイティブがわからない」「Instagramならではの機能が活用できない」など。
流れが速いSNSの移り変わりの中で、Instagramを活用するために必要なこととは・・・?
本日は、InstagramをON・OFF問わず愛用する研究員Pこと、SNSディレクター歴4年の私が、企業のInstagram運用を実施する上でヒントとなる考え方をお届けしたいと思います!

★今回のお話はこんな人におすすめ
・最近Instagram運用をはじめた
・Instagramを運用しているけど迷走している(目的がない)

Instagram運用でお悩みを抱える担当者さんはもちろん、「え?Instagram?”映え”てる写真をアップすればOKだよね!」と思っている担当者さんちょっと聞いてください。
Instagram活用、特に最近勢いを増すストーリーズの活用においては「映え」よりも○○が大事なんです・・・!

そんなわけで、今回のお話は下記のポイントで展開していきます。
・Instagramの現状を振り返ろう
・Instagramストーリーズで大事なのは映えより○○!
・ユーザーの○○がSNSの価値を大きくする


1. Instagramの現状を振り返ろう

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※Instagramのアクティブユーザー推移(参考:2019年6月 Facebookニュースルーム https://ja.newsroom.fb.com/news/2019/06/japan_maaupdate-2/))

「インスタ映え」が流行語大賞に輝いた2017年頃、Instagramと言えば「最高に映える写真をアップする」SNSでした。それまで、キラキラした写真をアップする場だと思われていたInstagramの方向を大きく変えるきっかけになったのが、2016年8月にリリースされたストーリーズ機能です。

ストーリーズ事例(ユーザー)修正版2

ストーリーズの登場により、ユーザーは「24時間で消えるありのままの日常を投稿する」ことが可能に。それまで「最高の一瞬を厳選してアップする場」だったInstagramの世界に日常が出現した瞬間です。

その後、Instagramの機能はストーリーズを中心に次々とアップデートされ、2017年3月にはショッピング機能が日本にも導入!そして、上記の通り一気にユーザー数を伸ばし現在に至っています。

そんな勢いのあるInstagramで現在、ユーザーが主にできるアクションは下記の内容です。

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さまざまなアクションを取ることができるInstagramですが、主に活用している10~30代を対象とした「Instagramでの利用に関するアクション」調査では、ストーリーズが最も高い数値をマーク。
ユーザーの中でも、Instagramの利用の仕方が変化しつつあるようです。
特にショッピング機能に関しては、Instagramで投稿を見て購入意思を固めるユーザーも多いという調査も。

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参照:Instagramを毎日使う人の7割が「ストーリーズ」を利用--広告の成長に期待(https://japan.cnet.com/article/35137591/)
※上記の調査データでショップ機能が対象に入っていなかったため、グラフに数値の記載がありません。

日本のアクティブユーザーの70%以上がストーリーズを閲覧しているというデータも発表されており、これからのInstagram運用でストーリーズは不可欠な要素と言えます。

「じゃあ、ストーリーズで映えるクリエイティブを投稿したらいいの?」と思った皆さん。ちょっと待って!本当に「映え」だけでいいですか?
次の項目でストーリーズ活用における大切な○○についてお話します。


2.Instagramストーリーズで大事なのは映えより○○!

前述の通り、アクティブユーザー数が増えているInstagramストーリーズにおいて、ただ「映える」だけのクリエイティブは印象が強く残りません。
「きれいだな」「素敵だな」と思ったあとのアクションを想像し、そのストーリーズと出会ったユーザーにどのような体験を提供するのか?を意識した設計を行うことが重要です。

つまり「私のアカウント映えてるでしょ!見てちょうだい!」と一方的な発信をするよりも、「どう?私素敵でしょ?ところであなたは私のどんなところが好きか教えてくれる?」と相手に語りかける(対話・コミュニケーション)ことで、その先で「~なところが好き」という共感が生まれます。
その共感こそがInstagram運用において大切なポイントです。

上記のような、対話する関係のことを双方向コミュニケーションと言いますが、MindFreeでは、双方向コミュニケーションをどのようにするか考えることを「コミュニケーション設計」と呼び、アカウント運用を始める前の初期設計段階において、丁寧に考えていきます。

ちなみに、この「共感」を生むためにはクリエイティブ内にブランドの要素を取り入れているかが鍵になるとFacebook社がセミナーで発言されていました。
ブランド要素としてあげられていたのは、ビジュアルアイデンティティと呼ばれる、ブランドを表現する構成要素。
たとえば、ロゴやブランドカラー、フォント、キャラクターなどが該当します。

じゃあ「共感」を生むストーリーズって?

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上記はMindFreeの制作事例です

Instagramには誰でも使用できるアンケートスタンプやクイズ機能が。
これらの機能は、どんな共感を生んで行動を起こしてもらいたいか?という目的によって使い分けることで、その効果を最大限発揮します。

たとえば、気軽なコミュニケーションを通してロイヤリティUPを狙いたい時は、クイズスタンプで「どっちが好き?」なんて質問を投げてみる手法や、もっと密なコミュニケーションが取りたい場合は自由回答できるアンケートフォームを設置するなど。
1つひとつは小さなコミュニケーションですが、その積み重ねがあるとInstagramで出会うユーザーから大きな共感を得ることに繋がるのです。

「映え」じゃなく○○=共感
いま、Instagramで大切なのは「映え」よりも「共感」と言い切っても過言でありません。


3.ユーザーの○○がSNSの価値を大きくする

SNS運用担当者の方によくご相談いただくのが「成果がわかりづらい」「取り組んでいることの効果・実感がわかない」「本当にやる価値があるの?」という声。
そんな悩みにひとつの答えを示すとすれば、ユーザーの共感の連鎖が皆さんが取り組んでいることの価値を大きくする、ということです。
共感の指標としてわかりやすいものの一例が「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」。

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企業が一生懸命発信していた情報は、SNSの登場によって双方向コミュニケーションの関係に変化し、単なる企業対ユーザーの構図から「ユーザーとユーザーのコミュニケーション」も生まれる関係へと変化しました。

上の図を少しかみ砕くと、SNS上であるユーザーが「A社のこんな商品の~という点がよかったよ」と言えば、その投稿を見た違うユーザーが自分なりの共感ポイントを発信して・・・と、共感の連鎖が生まれていきます。
そんな共感の連鎖こそ、SNSで情報を発信し、ユーザーとコミュニケーションをする価値を最大化させるポイントなのです。

私たち発信者は、たくさんの共感のきっかけを生み出すため、SNSという世界でどのような対話を行っていくか?をじっくり考えた上でコンテンツ制作や運用を実施していくことが必要になります。


4.さいごに

今回のお話は、これからInstagram運用を始める方・あるいは改めて目的を整理しなおす方に向けた、運用開始前に考えるといいポイントのご紹介でした。
これからのInstagramは「映え」だけでなく「共感」を合言葉に、Instagramストーリーズにおけるユーザーとのコミュニケーションを意識していただくことをおすすめします。

noteの話だけじゃ物足りない!もっとMindFreeの事例を踏まえた詳しい話が聞きたい!と思ってくださった方は、近日開催予定のオンラインセミナーもご覧ください。
セミナーでは、今回お話した「共感」をキーワードに、どのような考えでSNSの運用方針やKPIを設定し、コンテンツ施策に落とし込むか、という運用の一連の流れをお話させていただきます。
※下記画像をクリックで、セミナー詳細ページに遷移します。

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また、次回のnoteでは、これまで10,000件以上Instagramストーリーズ広告のクリエイティブを見てきた研究員が、心の底から感動したクリエイティブや手法の事例をご紹介します。
こちらもあわせてご覧いただけると嬉しいです。

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