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【Twitterアルゴリズム研究】Twitterの「当たり前」を徹底検証!
こんばんは!点心LAB 研究員Fです。突然ですがみなさんTwitterキャンペーンを実際に取り組まれたことはありますか?
Twitterでほぼ毎日目にすると言っても過言ではない企業のキャンペーン。キャンペーンを行なえば、ツイートが拡散され、キャンペーン参加者が増え、フォロワー数も増える、、、
確かにこれは「当たり前」と言えますが、該当ツイートがRTやいいね、コメントされることで、実際にどのような効果があるのか細かく把握されている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は「当たり前」とされいる定説を改めて検証し、そもそもキャンペーンでRTやいいね、コメントをして貰うことにどれだけの効果があるのか、検証した結果をご報告いたします!
そもそもTwitterのタイムラインって?
・最新ツイートが投稿順に表示される「最新ツイート(時系列順)」
・トップツイートが優先的に表示される「ホーム表示」
の2パターンがあり、ユーザーは自分の好みでどちらかを設定することができます。(意外と知らない方が多い、、、)
今現在、どちらの表示パターンで閲覧しているユーザーが多いのかといった公式情報は開示されていませんが、初期設定は「最新ツイート(時系列順)」で、一定期間Twitterを閲覧していなければ「ホーム表示(トップツイート優先)」に自動的に設定されることから、
・時折Twitterを閲覧するユーザーは「ホーム表示(トップツイート優先)」
・頻繁にTwitterを閲覧するユーザーは「最新ツイート(時系列順)」
に設定しているものと推測できます。
まずはこのタイムラインの仕組みを踏まえた上で、検証用のTwitterアカウントを新たに3つ作成し、RTやいいね、コメントにどんな効果があるのか仮説を立てて検証を行いました。
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【Aアカウント】
企業アカウントに対して積極的にアクション(RT、いいね、コメント)を行う
【Bアカウント】
タイムラインはホーム表示(トップツイート優先)で固定。基本的には何も行わずAをフォローするのみ。Aがアクション(RT、いいね、コメント)した企業ツイートがタイムラインにどれくらい表示されるか確認
【Cアカウント】
タイムラインは最新ツイート表示(時系列順)で固定。基本的には何も行わずAをフォローするのみ。Aがアクション(RT、いいね、コメント)した企業ツイートがタイムラインにどれくらい表示されるか確認
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【仮説1】フォロワーがRTしたアカウントは「フォロワーのおすすめアカウント」に表示される
検証方法:Aは企業アカウントを5つフォローしそれぞれの企業のキャンペーンに参加。該当するキャンペーンツイートをRT。B・CはAをフォローするだけで何もしない。
検証結果:○
より確実な検証を行うため、フォローする業界は統一。AがRTした企業アカウントがB、Cのおすすめアカウントに表示されるという結果に。
RTは該当ツイートがただ拡散されるだけではなく、「フォロワーのフォロワーにアカウントそのものを認知させることができる」という点でも有効であることが確認できました。
【仮説2】フォロワーが行ったいいねは、タイムライン表示順(時系列表示、ホーム表示)に関係なく表示される
検証方法:Aは企業ツイートに対していいねを行う(トータル20個)。BとCは企業アカウントを5つフォローした上で、Bはホーム表示(トップツイート優先)、Cは最新ツイート表示(時系列順)で検証。
検証結果:○
タイムラインの表示順に関係なくAが行ったいいねがB、Cのタイムラインに表示されることがわかりました。ただし、表示される数はAが行ったいいね20個に対し1~2個程度。きわめて効果的とは言い難い結果に。
【仮説3】いいねの量を増やせば、フォロワーのTLに表示されるいいねの量も増える
検証方法:Aは企業アカウントに対して継続的にいいねを行う。(1日15~20個ずつ、トータル60個程度)BとCは企業アカウントを5つフォローした上で、Bはホーム表示(トップツイート優先)、Cは最新ツイート表示(時系列順)で検証。
検証結果:△
B(ホーム表示)のタイムラインには、Aがいいねをつけたツイート3件表示されました。ただ、C(最新ツイート表示)のタイムラインには全く表示されないという結果に。いいねの数が増えると、それに伴ってフォロワーに表示されるいいね数も増える、という単純な仕組みにはなっていないようです。
また、最新ツイート表示(時系列順)はフォロワーのアクションしたツイートがホーム表示(トップツイート優先)よりも表示されにくいことが分かりました。
【仮説4】いいねとコメントの比重は「いいね<コメント」である
検証方法:Aは企業アカウントに対して継続的にいいね+コメントを行う。(いいね、コメント共に1日15~20個ずつ、トータル60個程度)BとCは企業アカウントを5つフォローした上で、Bはホーム表示(トップツイート優先)、Cは最新ツイート表示(時系列順)で検証。
検証結果:○
C(最新ツイート表示)のタイムラインにはAがいいね、コメントを行ったツイートが1件も表示されなかったものの、B(ホーム表示)のタイムラインにはAがコメントをつけたツイート10件、いいねつけたツイート3件表示されました。この結果からいいねよりもコメントの比重の方が重いことが確認できました。
まとめ
いかがでしょうか?
改めて「当たり前」とされていることを検証してみた今回のnote。ただ単にキャンペーンを実施するのではなく、Twitterの特性を理解した上でキャンペーンの設計を行うことで効果も最大化できます。
結論として、理想的なキャンペーン設計とは、フォロー&RT前提で+αとしてコメントをもらえるようなキャンペーンだといえるのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!今後もTwitter調査ではアルゴリズム研究を進めていくので、次回の記事もぜひチェックしてみてくださいね!
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研究員F
マインドフリー ソーシャルメディアマーケティングチームのディレクター自動車関連メーカーや飲料メーカー、大手インフラなど幅広い業界のSNS運用に携わっており、点心LABでは主にTwitter担当として日々記事を更新中!
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