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2024年の波間文庫、2025年の波間文庫。
あけましておめでとうございます。
旧年中は弊波間文庫をご愛顧いただきありがとうございました。
2024年の波間文庫
2024年は、夏冬の文学フリマ東京と、星々文芸博に出展し、なんと新刊が3冊に、アンソロジー参加が1冊あったそうです。活動記録としては最多でございます。びっくりですね。
ちょっとした振り返り:
故郷喪失アンソロジー参加・たまには鳩も、どこか外に出るべきかと思い、応募してみたら採用していただきました。喪失した故郷を懐古し、それを取り戻したいと思う気持ちと葛藤する男を書いたのですが、もしかしたら場違いだったのかもしれません。こういった色々な方と取り組むものに入れていただいたのは初めてだったので、学ぶこともたくさんで、また機会があったらやってみたいですね。
文学フリマ東京(夏)・鳩は夕方先抜けをしたのですが、その間に星結先生が鳩の新刊を売り切ってしまいびびりたおした。いつも新刊は同数を持って行き、いくらか持って帰ってくるわけですが、売り切っちまうなんてびっくりですよ。鳩と星結先生二人体制の波間文庫がだいぶ板についてきましたね。
その時の新刊「盗蜜」は、鳩は割と気に入っていて、榮も良い女になったなと思います。思ったよりマイルドにはなったが。この時、銀座近辺の地図とにらめくらしまくったため、現在の銀座・新橋界隈を歩くのが楽しくなりました。榮もたぶんあの辺を歩いただろう。
星々文芸博・文学フリマの規模が大きくなりすぎており、正直どうなるやら、私ども弱小本屋さんにはもはやチャンスがないのでは? というところから違うところに出てみたりなどしました。結果としてどうだったかはわかりませんが、鳩はお店そっちのけで活版印刷の体験をしたり、ノートを作ったり、小物を買ったりと、楽しかったです。
この時の新刊「夢」は、無配で何となく書いていたものの再録ですね。またお話が溜まったら続刊を出すかもしれない。
文学フリマ東京(冬)・鳩の生活がてんやわんやすぎて鬼のようなスケジュールで原稿をしました。都合10日くらいで書いた気がする。生活の記憶がない。てんやわんやにてんやわんやを重ねてこれで書けなかったら鳩ですらないということでどうにかしました。これで書けていなかったら湊乃蟻とかになるしかなかった。
新刊「失楽園」は、なんとなくふんわり終末SFです。ああはならないようにしたいものです。「ワー」を書くのが楽しかったというか、あのためだけにやってる感がある。本が手元にある方はぜひご確認ください。ワー。
冬の文フリ東京は、初東京ビッグサイト開催にて、どうだったのでしょうね。本屋さん内から見ている感じだと、開幕はお客さんの年齢層が高めだな〜というところと、みなさんお目当てがございますから、鳩のように新刊が出るか出んかわからん知名度もない弱小本屋さんには目もくれないな〜というところを感じておりました。ただ根気よく爆速無配くばりをしたりなんたりしておりますと、足を止めてくださる方はいらっしゃいます。きっと事前のSNS運用やら広報が要なんでしょうが、鳩がそういうのが下手なもんでどうしていくべきかというところです。
また、主催の出店定義がかなり広いため、特に鳩がいつもいないエッセイ側?のほうの島が、だいぶ雰囲気変わってきたな〜というところがあります。なんなら書籍とおぼしきものがないお店もございますし、しかしそれを文学でないと鳩が否定することもできませんし、増えすぎるとどうかとは思いますが、まあ現時点では悪くはないのかなあ。またAIを使用して完全に小説を出力しているところもあったりしまして、鳩はちょっとそちらはほんとうに良いのですかと、思うところはあります。一出展者が嘴をつっこめることでもございませんから、ここに記録だけ。
規模が大きくなるということは、あらゆるバリエーションが増えていくことなのでしょう。ともかく波間文庫は、これまで通り、これまでのように出展することとします(おそらく)。
これは全然関係ないのですが、そのエッセイなどがあった方の机の配置?もう少しゆったりしてあげたほうが良かったのではないでしょうか……。お客さんがごったがえしてろくろくあてどない散策もできやしないし、あれはお店屋さん側も大変なのでは……。
鳩としてはそんな感じの一年でございました。観劇感想文が止まっているのが気がかりなのですが、どうにか追い付かせたいですね。
2025年の波間文庫
今年はまずは文学フリマ京都から。
文フリ東京以外の開催地での参加は初めてですので、どうぞ何卒お手柔らかにお願いいたします。う-81でお会いしましょう。
新刊はないはず、昨年の新刊「失楽園」「夢」「盗蜜」があるはずでございます。またいつもの星結先生の既刊がございます。
https://c.bunfree.net/c/kyoto09/!/%E3%81%86/81
その後の予定は未定ではありますが、たぶん文学フリマ東京にいるでしょう……たぶん……。出展ごとに新刊一冊を目標にやっておりますが、本年は鳩が昨年以上にてんやわんやになるかもしれず、出店含め少しお約束できません。まあともかくそこにおりましたら、鳩がいるなあと思っておいてください。
「波間文庫 kindle出張所」できました
昨年の年末から準備していました波間文庫のkindle出張所ができました。
これまでの既刊が登録してあります。
一律¥1,000で紙の書籍より高いのですが、アンリミテッドにご加入されているかたは¥0でお読みいただけます。
冬休みのおともにどうぞお楽しみください。
(良かったらレビュー書いてください〜)
「うのて舎」の仲間になりました
デザイナー・アーティスト・イラストレーターなどが集まった「うのて舎」という集団にライターとしてはとも入りました。
現時点ではまだ準備中として動いていないのですが、お仕事が受けられたら良いな〜と思っております。
良かったらフォローしてね。
今年の目標
ひとつずつこつこつとやっていくにすぎないのですが、
・感想文を少しずつ書く(できるだけ……定期的に……)
・うのて舎としてお仕事を得る
・新しい話を1作は書く
・なにか公募に応募しようかな〜
というところです。
そんなこんなの波間文庫・湊乃はとを本年巳年も何卒よろしくお願いいたします。