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はとの総合書籍案内

湊乃はとの書籍まとめでございます。
(更新:2025/1/11)


次回出店予定

初出店!文学フリマ京都
う-81「波間文庫」でお待ちしています


販売中

100年くらい前のどこかの誰かの話が主です。
書籍には旧字体フォントを使用。
明治後期〜昭和初期あたりの東京や、その頃の風俗がお好きな方におすすめ。
あまり再販はしませんので、ぜひ在庫のあるうちに。


書籍あり〼

  • 失楽園(2024)

文明を失った世界への旅立ち。
誰かの気配をひたすらに探す記録。
瓦礫と樹木だけの世界。
鳥も昆虫も動物もいないこの場所で、人間は私一人。
ともかく暮らしをしていれば、まだ見ぬ誰かにどこかで出会すんだろう。
いつかの記憶と、今ここの記録と。
これをあなたが読んでいるのならば、いつか私とどこかで出会ってほしい。
……ほら、また音楽が聞こえる。
あなたもどこかでこれを聞いている?
いつともどこともわからない世界。
誰かを探しながら、文明の頃を懐古する。
ゆるっとふんわりなんとなくSF。


  • 夢(2024)

「……と、いう夢を見たのサ。」で終わる、
オムニバス夢日記短編集。

一、幾度も来た、いつも歩くあの道
二、秘境食レポハンターの味噌汁ルポ「やまやま」
三、虫封じと厄除けの神事
四、当てどない街歩きと、舟の仏事
五、行きっぱなしの路面電車
六、絵描きは絵描きを辞めるのか
七、観覧車にぬいぐるみを乗せる仕事、父との散歩
八、前世に龍であった女と、飢饉の話
九、夢の中で夢を思い切る
十、役割と束縛と安定、恋と自由と不安定
文学フリマ等で無料配布として既出の小説(再録)五編・
新規書き下ろし五編。

【収録作品】
夢現つ* / 味噌汁旅行記 / こども流鏑馬 / おふな祭り* / 途中下車* / 生活の記憶 / 遊園地* / 龍の女 / 逝く春 / 待ち人*
*書き下ろし


  • 盗蜜(2024)

傍から掠め取る蜜は甘い。
銀座のカフェーで生きる女給の物語。

ある男との心中から生還した廣谷松は、神田榮と名を変えて、カフェーの女給となった。
いつしか榮は、その接客を受けるだけで客が繁栄する〝幸運の女〟として人気となる。
榮は、女一人自活するために必死であったけれど、たったそれだけのことがこんなにも難しい。
松を求めまつわりつく男。
己のために榮を欲する客たち。
そんなら榮は、その猥雑を己のために利用する。
大正初期の東京・銀座。
喧騒のカフェーを舞台に、心中から生まれた榮の人生が動き出す。


noteにて販売中

  • くちなし(2022)

──妄想と現実に境を付けるな! 雑誌広告の女に恋をする仮想恋愛小説。
紙の上に存する女に恋をした。
ある雑誌に載っていたただ三枚の広告写真の、モダンガールを気取った女が微笑みかけてくる。
その女と目が合ったが最後、俺の心はタチマチ盗まれたというわけだ。
女の素性は? 名前は?
俺は考えるでもなく女について夢想し、そしていつしか女と生活する。
絵描きの俺と、広告写真の女、友人の東家。
恋の夢想とその生活は時代を問わない。
大正末期に新時代が香る、独り善がり恋愛小説。

(↑作者的おすすめ)


  • 平成小品集(2019)

新しい元号が決まりました。
新しい時代の始まりです。
過ぎた世に戻ることはできなくても、ただ振り返ることはできる。
平成年間に書いていたものをかき集めました。
新しい世を地続きに歩むための短編集。


書籍完売

  • 主演(2023)

己を人生の主演ではないと信じる男が、不満のない生活から見る主演の世界。
凌雲閣を見ながら、男はその友人のことを考える。
変化していく生活の中で、兄のことを考える。
人生の転機を目の前にして、娘のことを考える。
男の周りにはいつでも、その人生の、その世界の、「主演」となりうるような人間たちがいた。
男は己の生活に不満はない。
恵まれた生活の中に感じる不足感は、己が主演たり得ない男であるからか?
関東大震災後、凌雲閣の爆破解体から始まる、主役ではない男の生活について。
男はただぼんやりと、主役と呼ばれるものになりたい。


  • 廻り路(2018)

──すべらかな美しい紙にしたゝめられた、たゞ一通の恋文からはじまる二人の奇譚。
お手紙様と呼ばれるその社の境内には手紙の生る木が立っている。
その銀杏の枝に恋文を結びさえすれば、ひとりでに縁も結ばれるという噂だから、町中の誰もが秘めた心を打ち明けて宛のない独りよがりな文を書く。
今日もそこに手紙を生らせるものが一人。
また、その手紙をぬすみ見るものが一人。
明治から大正へ移りゆく東京を舞台に、知っているのに知らない二人が、ただ互いを恋う。
もどかしく愛おしい、いつか交差する恋愛小説。


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小説など


芝居見物感想記


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基本情報

?湊乃はととは

たいていは100年くらい前のどこかの誰かの話を書いています。
雑感(随筆)や何かが出たりもします。

主に文学フリマ東京にて書籍を販売。
サークル名は波間文庫
これまでに発行した書籍についてはこちらから。
波間文庫 通信書店部が通販です。


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minato.no.hato@gmail.com

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