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劇場屋根裏の鳩

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映画・演劇・歌舞伎など、見てきたものの感想など
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#文楽

そこらへんの鳩がうっかり歌舞伎見物にはまった話

もっちりデミタスさんのアドベントカレンダー(2023)寄稿です。 はじめに歌舞伎、見たことありますか。見かけたことがある方は、まあ日本人なら誰しもでしょう。白塗りの顔と赤い隈取り、あとなんか髪の毛ぶんぶん振るやつ。他には、男性が女性を演じる、というところくらいがおもな印象ですかね。不肖鳩はだいたいそんな感じのイメージでした。 もとより、いろんな事物について、ほんものを見たいと思っている鳩ではございまして、こと演劇や舞台芸術につきましては興味のあるものですから、歌舞伎もだいぶ

【文楽鳩】和田合戦女舞鶴ほか(令和6年4月文楽公演 / 国立文楽劇場)

ちょうどよい時間で見られそうだったので、見てきました。大阪・国立文楽劇場。劇場に入ると、でっかいお人形の首にお出迎えされます。 奥の方にちょっとした資料展示室があり、こちらも面白かった。あまり余裕を持って入らなかったので時間が足りなかったのが悔やまれます。次行く時はもうちょっとちゃんと見たい。 団子売 団子売りの夫婦が、お団子を売りつつめでたく踊るわけですが、見ていて明るくて楽しかった。昨年歌舞伎座でかかっていたのも見ておけば良かったかな。 お人形が踊る、というのはどう

【文楽鳩】曽根崎心中(BUNRAKU 1st SESSION / 国立劇場)

前回、国立劇場で文楽を見た時に、曽根崎心中を好きになったので、このプロジェクトもチェックしつつ行くかどうか迷っていたのですが、思い立って行ってきました。 トレーラーの通り、通常は大道具を立てて行う公演を、アニメーション背景で行うというプロジェクトです。背景美術は、スタジオジブリの背景画を数多く描かれてきた男鹿和雄さん。 演目は「曽根崎心中」から、最後の道行の場面「天神森の段」です。 「曽根崎心中」のざっくりとしたあらすじは以下の通り。 醤油屋の手代・徳兵衛と、天満屋の遊女

【文楽鳩】曾根崎心中(初代国立劇場さよなら特別公演 8・9月文楽公演)

令和5年8・9月文楽公演 2023年8月31日(木)~9月24日(日) 第一部:通し狂言 菅原伝授手習鑑 第二部:寿式三番叟・通し狂言 菅原伝授手習鑑 第三部:曾根崎心中 あらすじ ざっくりとしたあらすじ: 大阪北新地天満屋の遊女・お初と、醤油問屋の手代・徳兵衛が心中する物語。 徳兵衛は友人・九平次に金を騙し取られた上、人前で恥をかかされる。 自らに汚点がないことを誰も信じてくれないため、もうこうなっては死んで身の潔白を晴そう、ということで、恋人のお初と曾根崎の森で心中す