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認知の歪みを正そうとしてみる
最近ぼくは精神科のデイケアに通いはじめた。
それは思考の中に感じる認知の歪みを正したいと思ったからだ。
僕は会社員時代にうつ病を発症したが、今では落ち込んだり絶望したりすることはほとんどない。
しかし何か新たな行動を起こそうとする際に、起こってもいないことを想像して不安に感じてしまうことがある。
それには、出来事に対する捉え方(認知)の歪みが生じているからなのだ。
精神医療の世界には認知行動療法というものがある。
出来事に対してどんな考えが浮かんだか、それによりどんな感情になったか、そのとき身体はどう反応したか、そして実際の行動はどうだったかを振り返り、バランスの良い考えや行動を見直すというものだ。
僕はこれまでも、本を読んで独学で認知行動療法を試みたことはあった。
しかし認知の歪みに気付くことは出来たものの、バランスの良い考え方に効果的に結びつけることがいまいち出来ていない気がする。
だから改めて客観的な視点も取り入れて認知行動療法に臨みたいと考えたのだ。
今日がその認知行動療法の第1回目の参加日だった。
僕の通う病院ではグループ療法を取り入れていて、集まった何人かでプログラムを実施する。
そしてそれぞれのワークを紹介しあって客観的な意見も取り入れていくのだ。
正直はじめは、自分なんかより抱えているものが重そうな人ばかりで場違いなんじゃないかと感じてしまった。
しかし、いざ自分のワークを終えて他の人のワークを聞いてみると、それぞれ起きている出来事とそれに対する感じ方が違うだけで、同じような認知の歪み方をしているなと感じた。
つまり、人間の思考のパターンはそれほど複雑ではないんじゃないだろうかと思うのだ。
ほんのちょっとした掛け違いで思考は行き詰まってしまう。
だからそのバランスを取ってあげる考え方を身につければ、結構あっさり問題は解決してしまうんだと思う。
そういう効果を感じれる良い機会となった。
というわけで、明日も心穏やかな1日を。