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図書館を100%使いたおす

前から図書館の使い方については書きたいと思っていたんですが、
Twitterで情報集めしてて「地方で図書館に本がない!」という投稿を見かけ、
よけいな口出しかな、、、と思いながらコメントしてしまいました

そのくせ、140字じゃまとめれるか!っともなってて、、、
なのでここで吐き出させてください😅

論文を使ってみよう」の投稿でも書きましたが、
書籍も数を買うと結構なお金がかかります。

ぜひ利用できるものは利用してもらえたらな、と思います。


使ってもらいたい図書館のサービス


レファレンス・サービス(調べもの相談

分館などでは貸出カウンターで受けているのがほとんどですが、
自治体の図書館に、相談カウンターなどが設けられています。
辞書・辞典などがある調査資料室に、担当司書さんがいることもあります。

本のタイトルとかがわからなくても構いません。

例えば、

高校生が「なぜ大学に進学したいのか」を、説明するときに参考になる資料を探しています。
将来「この仕事」をしたいから、という限定的なものではなく、一般的な資料があれば紹介してください。

出典:国立国会図書館レファレンス共同データベース

のような相談にのってもらえます。

「日本の進学率の変化を調べたいが、どこかで統計資料が手にはいらないか」
といったことでもOKです。


最近は、司書のアルバイト化が進んで、
レファレンス技術が身に付けられている司書さんが減っているのも事実ですが、
図書館の真価は、このサービスにあると思います。

正直、お近くの図書館が「使えれば」ですが、
使えるのなら、ぜひ活用してほしいです。


図書館のあいだでの「相互貸借」

あまり知られてないですが、
他の公共図書館の本も、もちろん都道府県立からも、取り寄せて借りれます。
ただ大学図書館はできない場合が多いようです。

市町村の図書館だと、
専門書(ようはニーズの低いマイナー本)は置かない、
という方針のところが多いです。予算の関係で。

県立とかでは、逆に「人気の新刊」はあまりないけど、
大学で使うような本はけっこう手に入ったりします。

「どこの図書館ならあるか」は、
だいたいの県立図書館のHPに「県内横断検索」というのがあります。

「カーリルローカル」という民間サービスも便利です。

取り寄せに多少時間はかかりますが、
大学で使うような本はだいたい閉架だったり、まず予約待ちはないので、
指定書籍そろえると高い😓というときには、試してみる価値はあると思います。

書架(図書館の本棚)

これはサービスと言えるかアレですが。

最近の図書館は、カーリルやHPだけでなく、
図書館に行けばOPACと呼ばれる検索端末が置かれています。

でも、検索で本の場所を探し、すぐに見つかっても、
一度ちょっとその本のあった棚を眺めてほしいと思います。

書店・本屋さんの「良い棚」は、
人気の本やトレンドの話題が一目でわかる棚ですが、
図書館の「良い棚」は、
できるかぎり「多様な意見」が並んでいる棚です。

「憲法9条を守れ!」という本のとなりに、
「9条が日本を潰す」や「いまさら聞けない憲法」といった本が
並んでいるのが、図書館の良い本棚なのです。

ネット検索では得られない「偶然であった情報」は、
特に、大学のレポートや、学問的な学びには大切になるものだと思います。



=参考・出典=
国立国会図書館(2016)「レファレンス事例詳細6001014423」レファレンス協同データベース,2022/8/6閲覧,


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