“今”は、思い出の中の友達という関係でいさせてほしい、と感じた話
人それぞれ、そして、人生の色々な状況によって、友達付き合いというのも移り変わっていく
幼い頃、もしくは、中高時代は、同じ地域に住み、同じような遊び場で遊び、同じような学びをし、過ごしてきた仲間。
あの頃過ごした思い出が、わたしたちを繋いでくれており、久しぶりにあっても話は尽きないことが多い。
そんな友達と会うことは、変わらない自分を思い出させてくれて、とても心地よいと感じていた。
そして、またそんな友達と、会おうというところまできたのだが、なんとなく心にざわつきを感じ、今回はまたいつか日を改めようということにした。
このざわつき、そして、私が行った決断はこれまでならあまりなかったもので、改めて、私の生きる環境の変化、また心の変化に気付かされたできごとだった。
それは、中学時代から仲が良かった3人組の話。年に1、2年に1回程度は会っていたので、今回も久しぶりに会おうとなった。
彼女たちは独身で、お仕事もオシャレも頑張っている。この言葉で表現すること自体が、私から彼女たちを遠ざけてる要因であることは明らかなのだが、私は子育て真っ只中。育休中ということもあり、本当に真逆の世界にいると感じることもあった。
そして、会うスケジュール、場所を決める時のちょっとしたやりとり、言葉使い、もちんそれは相手から発せられるものに対してもあるが、自分の思考やそこから発する言葉などからも何から、温度差?を感じてしまったのだ。
これは、相手がどうとかいうことでなく、私自身が、彼女たちと会う数時間のために、家庭のスケジュールや自分のコンディションを整える気持ちが低そうだということを感じたということ。
決して上から目線ではなく、こんな気持ちで相手の時間、また家族の時間(特に夫に子供達を見てもらうことになるため)を取るのは申し訳ないと単純におもったのだ。
それから、こんな気持ちでも、相手と会うことはできても、会うまでもなんとなくザワザワしただろうし、会えば楽しいだろうが、また少なからず心に刺激を受けてくるだろう。
全ては、彼女たちとの大切な関係、そして、大切な思い出を傷つけてしまうのが怖い、という勝手な自分の思いからくることだ。
もーっと軽く考えれば問題ない話なのだが、私の性格上、きっとこのコンディションで会うことは、何かマイナスな感じがしたのだ。
子供がいない時であれば、そのマイナスな気持ちも、癒す時間はあったが、今はそんな余裕はない。
子育て中とを後ろ向きに考えているのではなく、今は子供との時間、そして、自分の心と時間を大切にしたいということの現れでもある。
今彼女達と会わなければ、この先何年も会えなくなるのではないか?という不安もあり、会う予定を前に進めようとしたが、それよりも、自分の心と思い出を守りたかった。
いつかきっと彼女たちたちと会える日は来ると思うから。だから、今は、彼女たちとは思い出の中の大切な友達としての関係を保っていたい。
今は前向きに会えないけれど、あの頃の思い出があることが、確実に今の私を勇気づけているから。
実は、今回のことをやんわり伝えるために、1人の友達とは、思い切ってテレビ電話をした。予想通り、話すとあの頃と変わらなく、あれやこれや話しが出てきて楽しかった。
だから、子供が少しでも大きくなったり、はたまた仕事に戻ったりしたら、ぱっと晴れるざわつきなんだと思う。だから、そう重く捉えすぎず、けれど、今の自分のこころを大切に過ごしていきたい。
Mina🌱