ざっくり、今年読んだ本をふりかえる
ざっくり、今年読んだ本(文芸はのぞきます。文芸入れるとあれもこれも書きたくなって終わらない笑)のふりかえりをします。
例年どおり、夕飯のすき焼きを作る前の時間で手早くまとめてみるね!!
「今年出版」ではなく「私が今年」読んだ本のうち、印象に残っているものは……
ぱっと思い出せる本
世界一流エンジニアの思考法/牛尾剛/文藝春秋 (2023/10/23)
「使える」仕事術を惜しみなく提供してくれた筆者に大きな拍手を。マーキング部分を流し読みするだけでもスキルが上がる気がする。今、パートナーに最も読ませたい本。
死なれちゃったあとで/前田隆弘/中央公論新社 (2024/3/25)
おもしろい、と言っては語弊があるが、おもしろい。
みんな死なないで、という今年の私の気分にも添うてくるような。
ラフな心境吐露(のように見える文才)もハタからみればおもしろいのね、と気づかせてくれた本。
n番部屋を燃やし尽くせ/追跡団火花/光文社 (2023/11/3)
「私たちは花ではなく、火花です」!!
それ以外にもいっぱい印象に残った本はあるのだけれど『安楽死が合法の国で起こっていること』児玉真美/筑摩書房 (2023/11/9)、『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』鮎川ぱて/文藝春秋 (2022/7/13)は資料として手に取って、ぐいっと引き込まれた本。
旅行先に関する本
あと、今年は奈良と盛岡を旅行して、その前にいろいろ読んだのだけど、『大和古寺風物誌』亀井勝一郎/新潮文庫、『美しいもの』白洲正子/角川ソフィア文庫、あたりは視点に芯があって気持ちいい。
逆につくばのことを書いてある『日本再発見』ティムラズ・レジャバ/星海社新書にもほう、とうならされる部分があったりして。
実家がらみで読んだ本
実家と疎遠にしていた私も、今年は父が亡くなり、母がひとり暮らしになっていろいろと関わらざるを得なくなり……
村井理子さんのエッセイは見かけるたびに手に取って読みました。もう、共感の嵐で、読後の暴風雨がまだ吹き荒れているようです。
『老後ひとり暮らしの壁』山村秀炯/アスコム も示唆に富んだ本でした。
投資・貯金系の本
新NISAがはじまったので去年の後半ぐらいから投資・貯金系の本を手に取ってはいたんだけれど、最初のうちはコミックエッセイを読んでいました照
『超浪費家母の老後を見て、私が浪費生活やめるまで』堀内三佳/竹書房 や、『こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました』アベナオミ/KADOKAWA などをとっかかりに読んだ気がします。
(このあたりは正確に言えば2023年に読んでるかもしれない笑)
気持ち、身が引き締まりました。
古典をあらためて
『枕草子のたくらみ』山本淳子/朝日選書、『フツーに方丈記』大原扁理/百万年書房、このあたりは、ツイッターでおすすめを見て手に取った本。
『フツーに方丈記』は方丈記の現代語訳なんだけれど、こんなにおもしろいものかと驚きました。
その他、ライフハック系
生き方がつたないことを自覚しているので、ライフハック系の本も興味があり手にとります。読んだとき「そうか~」って納得して、すぐ忘れちゃうんだけど。
『生きのびるための事務』坂口恭平 (著), 道草晴子 (イラスト)/マガジンハウス (2024/5/16)。これは、Webマンガ時代から読んでて、ここまで言語化(漫画化?)できてすごすぎるな、と驚愕した本。
特に、一日のタイムスケジュールを書く部分。
現在のものと、なりたい自分の十年後の一日のタイムスケジュールを書く。
あとは、そこに至るまでに何をすればいいかを「事務として」やっていく、ということ。すげえ!!
『「英語を話せる人」と「挫折する人」の習慣』西真理子 /明日香出版社 (2015/7/13)。これもtwitter経由で知ったんだったかな。
私自身が話せない人であるのにはかわりがないのですが、この「挫折する人」がまんま私すぎて……ね……
話せる人になりたいな。
『「なりたい自分」になるシンプルなルール』福田萌子/幻冬舎 (2022/8/3)。言わずと知れた初代バチェロレッテさん。
去年バチェロレッテ3を見て、1が名作、というのを聞いて1を観てすぐ「この人すごい」と見惚れたのです。
美しい人です。本を読んで「美しさはここからか」と美の基を知りました。
わーもうすき焼きを作る時間になってしまった!!!!
今年読んだダイエット本についてはこちら↓をご覧ください笑
「今年読んだ本」語りでごめんなさい。読みたい本、読むべき本が多すぎて、「今年出版された本」に行きついていない気がします……
でも読書って、早くたくさん読めばいいわけじゃないもんね。
せめて、好きな本に会えたら伝える、ってことだけでもやっておきたいけれど。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よい年をお迎えください。
新年もすばらしい読書Lifeを過ごせますように。