【ゲーム日記】 OPEN ROADS 愛しさとせつなさの90年代トリップ
「OPEN ROADS」プレイ中。
遺品セールを終えた空き家を歩いて、亡くなったおばあちゃんがどんな人でどんな秘密を持っていたのか、娘と孫が思いを巡らせるゲーム。
舞台の90年代にあったアイテム…
imacとCD付きの雑誌、生前に凝っていた陶芸、写真にスクラップ、机の引き出しに転がっている消しゴム、バイト先からパクってきた?ボールペンなどなど、日本人でも「こういうのある!」と共感できるものがいっぱい落ちている。
1人で探索したら切なさばかりがこみ上げてくるだろうけど、何かを見つけては親子で、
「これ何だろうね、おばあちゃんこういうところあったから」と話ができる。
引っ越しのあいだについ手が止まってアルバムを見ちゃう感じ。
ゲームを終えるだけならあっという間。
だけど少ない登場人物の作り込みがしっかりしていて、プレイヤーが想像力をもって干渉すると、登場人物もそのぶん厚みを増して反応を返してくれる。
主観視点に酔いさえしなければ、ふだんゲームをしない人にもお勧めしたい。小さなテーマの豊かなゲーム。たぶん短いから、終わらせるのがもったいない。
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読んでくれてありがとうございます。
これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。