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「ゲームレビュー」Little Kitty Big City


猫になって街を歩き回るゲームをやりました。Littlle Kitty Big City。

飼い猫がふらっと出て行って、心配したのに平気で帰ってきた経験がある人にぜひやってほしい。
猫はその間何をやっていたのか、何で猫は外から変なものをゲットして飼い主に見せたがるのか。
その答えがここにある。

窓から落ちた猫が歩く町は、日本ぽいけどなんとなく違う。
標識の文字がハングルみたいだったり、街は綺麗なのに人はスマホを見てうつむいて歩いているし、コンビニやマンホールのどうでもいいところに限って細部まで作りこんでいたりする。

この「日本のようで日本ではない街」、これは外国人スタッフの見た日本をもとに作られているんだ! と気付いた瞬間、このゲームが「わかった」気がした。

猫が人間と違う目線で街を歩くズレ。
外国人が日本人と違うところが印象に残るズレ。
微妙なズレの二乗が、何でもない散歩を飽きないものにしている。

他にも好きなところだと、このゲームでは通貨の代わりに、光るものをカラスに払うんだけど、人間界でも他のゲームでも最重要品の「カギ」とビールの王冠が同じ価値なのがいい。

パソコンの上に乗ったらキーボードの文字がだだだだだだっと入力されたり、あったかいベランダで伸びたり、歩きスマホの人にぶつかって怒らせたり、八百屋でイタズラしてたらキュウリを見てびっくりしたり、
「あそこでなにかできるかな」と思ったら、ちゃんとゲームから反応がある。
一応家に帰るという目的はあるけど、鳥を捕まえたり植木鉢を落としたり、スクショ撮影も楽しいし、オープンワールドといいつつ小さくまとまったサイズ感がかわいい。徒歩2時間くらいで回れそうなサイズ感のビッグ・シティ。

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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。

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