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おすすめ記事・レビュー

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ここを読んでいっこも興味がわかなければ、残念ながらぼくはあなたにとって価値がない。
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#ゲームレビュー

【ゲーム】「インディージョーンズ大いなる円環」のナチス描写がすごい

ゲームのほうの「インディージョーズ」をクリアしました。 世界の法則を変えるような秘宝をめぐり、ジョーンズ博士が大冒険! ナチスの手に渡らないうちに、先に秘宝を探し出せるのか!? 主観視点のステルスアクションというジャンルに、「こうきたか!」と驚き、戸惑い、やがて喜びに変わった。 しゃがみ歩きで、酒ビンやフライパン、逆に持ったピストルでナチスの背後に忍び寄り、後頭部をヒット!ぼこん!気絶!! ハデな音は出るけどゴアではない。 最新鋭の映像と、昔の娯楽映画のちょっと笑える

【ゲームレビュー】パニック障害になった人が「セレステ」をクリアした

うつ、パニック障害を抱えた主人公マデリンが何百回もリトライして山を登るゲーム「セレステ」。 今さらクリアして、あまりにこのゲームが美しく面白く、夜通しやったせいで指も肩も激痛を抱えてるってのにレビューを書いている。 なぜなら私もパニック障害経験者で、症状は出てないものの薬を常に持つ身。レビューしない手はないのです。山はいいぞ!すがすがしい疲労!今ならXBOXゲームパスでも遊べる!PS5PRO買わないのに高いとか文句言うヒマがあればセレステ山に登れ!しっくりくる方向キーは必須!

デッドアイランド2で定期的に街を焼くと健康に良い

Xbox買ったら絶対遊べ。 デッドアイランド2の紹介をする。 残酷描写のため日本では販売されていないが、パルワールドとか遊ぶために月額千円ほどのゲームパスに加入している人なら、居住地を欧米に設定するだけで遊べる。 今時ゾンビもの?と思ったけど、これが楽しいのなんの。 崩壊したロサンゼルスでゾンビの抗体を持った主人公が拾った武器で闘う。序盤が多少硬派すぎるが、進むほど強く、爆殺手段は多才になる。 あらかじめ道に燃料を撒いておいて火のついたバットで一双!ドロップキックで電気

【地味ゲー】While the iron's HOTを続けているやつ、俺ひとりかもしれん

鍛冶屋が主人公の「クラフトRPG」が絶妙に面白くなくてずっと続けてしまう。 雲に覆われたフィールドをひらき、出会った村人の依頼に沿って物を作ったり、お供の牛を引き連れて何かあるかわからないフィールドを切り開いていくのだ。 村人のリクエストにそって、鎌やハンマーがほしい人がいれば鋼と木材を装置に正しく置いて軽いミニゲームをこなしてひたすら作っていく。 鋼や鉱石を適切に使えば「ダマスカス」や「ガラス」の原料を生み出すことができる。 さらに違う材料を生み出して、用途のあまりな

「龍が如く7外伝」クリア。初めての桐生ちゃん、初めての価値観

未来の宇宙を飛び回る「スターフィールド」で、巨大なスケールのどぎついネオンの宇宙都市を観たとき 「サイバーパンクだ。すごいけど知ってるやつだ」 としか思わなかった。 なのに「龍が如く7外伝」の大阪で、巨大フグやらカニやらが並んで、串カツ屋を持ったおじさんの巨大な人形が立ち、立体のタコとたこ焼きをあしらった建物、その横で平然と無表情な学生たちが歩いている空間に立つと、 「こんな狂った都市が実在するわけがない」 と思う。 ゲーム用の誇張か、リアルの大阪か、わからないところがい

メタルギアソリッドを今遊んで、「思ってたんと違う…」って言ってほしい

「メタルギアソリッド」シリーズは、反核を中心に据えたストーリーでアメリカ人にも熱狂的に支持された。 核は絶対悪だと小学校から教育を受けてきた日本人に、自ら核武装を選択させた。 メタルギアがリマスターされました。作中に一瞬アニメで出た(うろ覚え)「ポリスノーツ」も待ってます。あれ、今だと古さも新鮮だぞ。 「ソリッド」が付く前のシリーズ最初期は、敵が多く表示できないのを逆手にとって、敵地に潜入するゲームにしたそうですが、プレイステーションでも潜入要素はそのまま。 見つかったと

【ゲームレビュー】異文化はおもしろい。と信じてないと作れない「Venba」

「Venba」短編映画のようなゲームでした。南インドからカナダに移住した家族の会話を通じて、言葉の問題で就職がうまくいかないつらさ、広い世界を知る喜び、息子が世界に羽ばたいていく半面で、故郷の忘れていく寂しさ…。 そういう、ちょっとした喜びや困難を体験する。 「移民生活ゲーム」と聞くと興味を持つのは難しいけど「料理パズルゲーム」として出したのが面白いところ。 人生の節目節目に、欠けたレシピとおばあちゃんが作っていた記憶をもとに、家族はインド料理を作る。 大変な人生の合間で

「Hi-Fi RUSH」と「スペースチャンネル5」の共通点は、敵が人を操ろうとしてくるところ

Wi-Fiと何度も書き間違えた。Xboxで突然配信されたアクションゲーム、Hi-FI RUSHをクリアしました。 そのままCGアニメとして放送できそうなクオリティの世界で、医療ミスにより体内にiPodみたいなのを埋め込まれた主人公がリズムにあわせて敵を殴る!壁も壊す! 絵がにぎやか。全ステージ全場面がこの密度!全ての会話に意味のないものがない! 音ゲーの要素はあるけど、音楽に合わせることを強制されず、自分のペースで動きながらテンポ良くボタンを押せばコンボが繋がる。音楽に従

【ゲームレビュー】「ソニックフロンティア」とマリオの最大の違いは、ジャンプ台のバネの強度

「ソニックフロンティア」クリアレビューいきます。かつてマリオと並ぶ人気があったが、近年日本での存在感が薄れてきた「ソニック」シリーズの復活作。 任天堂のスターたちがつぎつぎと広くなった世界に飛び出していくのに食らいつくようなタイミングで、彼もオープンワールドとは言わないまでも広く大きなゾーンに飛び出した。 これで存在感を示せなければ、多彩なゲームで時代を作ったセガの顔は「龍が如く」だけになってしまう。 それはディズニーのロゴからミッキーが消えてスターウォーズに変わるよう

「stray」ネコが段ボール箱に入るのは、メタルギアオマージュ×猫あるあるの最強演出!

プレイステーション4で、猫のゲームことstrayを遊びました。 品がある!美学を感じるゲーム!人類が滅亡した未来で、ロボットたちが生活する街を、猫が歩く。 ロボットは絵を描いたり、テレビを見たり、何百年も前の人類が廃棄した道具に囲まれて、それなりに楽しそうな生活をしている。 最近の映画によくある、自我に目覚めた危険なAIというよりは、昔のまんがのロボットを思わせる。 ここなど、写真をとって飾る行為を人間からまねるようになって何世代もたっているようだけど、それは背景から想像で

【xbox】これぞインディーズゲーム!!【ROAD96】

映画のようなシーンはあるけど、映画をめざして作ってない。 広大なオープンワールドではないけど、コントローラにそえた指先ひとつでストーリーをぐわっと動かして登場人物の運命を狂わせ、良い楽曲にはスッと気持ちをつかまれる。 完璧ではない。でも掘り出し物。 うわー!珍しくておもしろいもん見つけた!これぞインディーズゲーム!!って作品だった。「ROAD96」というゲームは。僕がやったのはXBOX版。序盤の内容にふれます。 ROAD96を起動したプレイヤーは、全く説明のない状況で道路

XBOX購入!

ずっと「在庫あり」の表示を見ながら悩んでいたが、買ったぞ!XBOX/SERIES Sは、ディスクを入れるところのない、次世代ダウンロード専用ゲームハード。「次世代機」が死語かどうかはわからない。 長年の相棒であるプレイステーション4はコントローラのバッテリーが弱ってきた。PS5を買う気だったけど、買いやすいXBOXを「つなぎ」で買うのもいいかと。 それぐらいの気持ちで買って… それからというもの、ついスマホに向かっていたムダな時間と、書物に向かっていた有用な時間もすべて

【思い出のゲーム】セガサターン「街」で修学旅行をした

爆笑問題の太田夫妻は、結婚したばかりのころ金がなくて、ファミコンのMOTHERを新婚旅行のように遊んだという。 僕はセガサターンの「街」というゲームで修学旅行をした。 「街」はスーファミで発売された「弟切草」「かまいたちの夜」に続く「サウンドノベル」シリーズ第三弾だ。 画面全体にテキストが出て、選択肢によって話が分岐していく。 上がかまいたちの夜。 選択を間違えると自分のせいで被害者が増える感覚になるのが、純粋な小説にはないプレッシャー。責任感を読者にも分けてくる。 下

この子たちにもっと気持ちよく冒険させてやってくれ!「すすめ!じでんしゃナイツ」【ゲーム】

「すすめ!じでんしゃナイツ」をクリアしました。PS4版。 PSVITAの、いや、携帯ゲーム機の到達点かもしれない「テラウェイ」のスタッフが参加したゲームですよ! まずテラウェイがすごさのわりに認知されなかったことを愚痴るところから始めよう! SONY最後の?携帯ゲーム機PSvita用ソフトで(のちにPS4版も出た)太陽のまんなかにプレイヤーの顔をカメラで合成した「カミ様」というのが出てくる。 このカミさまに手紙を届けるために旅するアクションゲームだ。 携帯ゲーム機のキャ