マガジンのカバー画像

ゲームプレイ日記

141
ゲームの話です。PS4、セガサターンなど。プレイしたその時その時の気持ちを書いてくよ!
運営しているクリエイター

#steam

ショットガンでロシアンルーレットするゲーム Buckshot Roulette

STEAM「バックショットルーレット」を買いました。 あらかじめ「空砲3・実弾2」といった具合に弾をこめたショットガンで、交互に相手か自分を撃つゲーム。 自分に向けて撃ったショットガンが空砲だったら、相手のターンをスキップできる。 即死ゲーみたいな紹介だけど普通に体力ゲージがある。どういう仕組みで衝撃に耐えているのかはわからない。 最初はほとんど運任せだが、ラウンドごとにアイテムが配られて 「相手のターンをスキップ」 「現在の弾を確認」 「ダメージ2倍」 などの効果があ

【ゲーム日記】「ハイウォーター」に出てきたチャップリンの映画

いろんなゲームで権力者に「とおせんぼ」されてきた。 関所を越えたければゴールド持ってこいだの、門を開けてほしければ秘薬を持ってこいだの。 でも「ハイウォーター」というゲームで要求されたアイテムは、始めてのケース。 舞台は、温暖化による海面上昇で住めなくなってきた地球。 人は食料をめぐって争いつつ、それぞれの情報源であるラジオを頼りに生活している。 住人は争いはするものも、マッドマックスみたいな荒れかたではなく、ある程度の秩序がある。 この星で主人公たちは、富裕層だけが載れ

【ゲーム日記】世界的ブームのBALATROは「ポーカーのソリティア」

翻訳できるカードだけ使って英語版「BALATRO」プレイ中! 8枚ほどの手札から、フルハウスやストレートを次々と出して、目標点に達したら「手札を捨てる権」「スリーカードのスコア増」などを買って、また次のラウンド。 どんどんどんどん高得点が出せるようになったら「ボス戦」があって、最初の手札が全部裏返しとか、クローバー無効とか、条件付きでポーカーをする。 「ローグライクポーカー」とか聞いたこともないジャンルで呼ばれているゲームだけど、トランプによる一人遊びのことを「ソリティア

フレイバーテキストオブザイヤー

フレイバーテキストというらしい。カードゲームの解説文とか、ゲームのアイテムの解説のことを。 昔のRPGだと 「薬草」 に添えられる一文は 「体力を50回復」 これで説明書を読まなくてすむから助かる!それだけで十分だったのに、天才的なひとたちが、ここが自由に書き込めるスペースで、センスを発揮できるということに気づいたのか。あ、今検索したらカードゲームのマジックザギャザリングで大きく進化したようだ。 ゲームではフロム・ソフトウェアのデモンズソウルあたりから、武器ひとつにまつ

【ゲームレビュー】異文化はおもしろい。と信じてないと作れない「Venba」

「Venba」短編映画のようなゲームでした。南インドからカナダに移住した家族の会話を通じて、言葉の問題で就職がうまくいかないつらさ、広い世界を知る喜び、息子が世界に羽ばたいていく半面で、故郷の忘れていく寂しさ…。 そういう、ちょっとした喜びや困難を体験する。 「移民生活ゲーム」と聞くと興味を持つのは難しいけど「料理パズルゲーム」として出したのが面白いところ。 人生の節目節目に、欠けたレシピとおばあちゃんが作っていた記憶をもとに、家族はインド料理を作る。 大変な人生の合間で

【ゲーム】漢字アドベンチャー「文字遊戯 第零章」で謎の感動に震えた!

STEAMで発売予定のゲーム「文字遊戯」の無料デモ版「文字遊戯 第零章」をクリアした。 製作は台湾のメーカーTEAM9。 今はゲーム本編も台湾系日本人が設立したフライハイワークスが翻訳中。 翻訳というか、ほぼ全部作り直しになるんじゃないか…? STEAMやXBOXでゲームをすると、嫌でも世界の標準語は英語であることを思い知らされる。英語がわからないことは、たくさん、たくさん遊べないエンターテイメントがあること。世界は大部分が英語でできていたことを改めて思い知らされるけど、こ

【ゲーム】ホロライブの格ゲーが配信され、格ゲー初めて女子がいっせのせで実況プレイを始める【Vtuber】

「ストリートファイター6」が格闘ゲームを復興させようとしているけど、「IDOL showdown」も初めての人に格闘ゲームを届けるという同じ使命を持っている。 私は、「ストゼロ」といえばやべえ酒じゃなくて、快作「ストリートファイターゼロ2」を思い浮かべるほうで、格闘ゲームを「知ってる側」だと思っていた。 今の格闘ゲームをやってるわけじゃないけど、コマンド入力ぐらいできるし、スト4ちょっとさわったし、STEAMで無料配信されたホロライブのVTUBERが戦うゲームもふつうにでき

【ゲームレビュー】骨さん虫さん内臓さん大集合。背筋ゾワゾワ系アドベンチャー「Birth」に美を見出した

「Birth」は、骨でできた住人が住む街で、ひとりぼっちの主人公が臓器をあつめてパートナーをつくるゲームだ。 住人はみんな、顔が動物の骨かなにか。体は人っぽいけど健康ではなさそう。 建物の中に骨とか虫とか、多くのひとが「げっ」てなるものがたくさん飾ってあるけど、怖がらせたいわけじゃなく、純粋にそれが美しい、面白いと感じたから描いているように見える。 本当の虫嫌いならサブイボもんのアリの行列がなんの必然性もなく突然出てきて、笑ってしまった。敵として下水道に毒虫が出るような「

【ゲーム】「ROAD96:MILE0」独裁国家のお嬢様と地下労働者が、走るわ逃げるわ殴り合うわ

大臣の娘のお嬢様ゾーイと、半地下アパートに住む労働者少年カイト。 ふたりが生まれ育った国から脱出するまでを描いたアドベンチャーゲーム「ROAD96:mile0」 Xboxでクリアしました。力の入れ具合が間違ってるというか、題材から想像できないずっと変なゲームでたまらんかった。 導入が最高。「ライフイズストレンジ」を思わせる、立場の違うティーンの友情物語だ。次期大統領候補を父に持つお嬢様ゾーイと、半地下のアパートで暮らす少年カイト。 政権を称賛する案内をするスピーカーや、市

【ゲームレビュー】クトゥルフ釣りゲーDREDGEの二人称テキストが良い!

疲れると海上に目玉やら悪霊やらの幻覚が出てくる。 気のせいかカメラの揺れも船酔いのようにゆったり大きい。 果ては赤い目のカラスが漁船にたかり、ガンガン魚を奪われて海の藻屑へと叩き落される。 ホラー要素のある釣りゲー「DREDGE」 XBOX版をクリアした! ホラー要素といっても、巨大サメが襲ってくるとかではない。 暗い海に放り出されたら何が潜んでいるかわからない、帰れなくなるかもしれない。そんな人の根っこに潜む恐怖にビクビクしつつ、釣りや沈没船の財宝を探すゲームだ。敵は「

「swordship」のルールとストーリーが噛み合った美しさ!【ゲーム感想】

温暖化により水面が上昇した未来の地球。 水上を駆け抜け、金持ちが独占した物資を奪う。 それが「ソードシップ」。 「攻撃しない、よけてアイテムを回収するだけのシューティング」だ。 そういうコンセプトは、ないこともなかった。 最近のシューティングって、狙って攻撃するより弾をよけるものになってて、そっちだけでも成立する。ただ、スカッとしないのかヒットした話は聞かない。 ソードシップは弾幕のスキマを細かくよけるのではなく、敵同士が同士討ちするように避けることで戦略性と爽快感を持た

【ゲームプレイ日記】「Breathedgeブレスエッジ」昔のRPGでHP1で町にたどりついたときの、あの嬉しさ。

遭難した宇宙飛行士が、氷や金属のカケラを拾い、道具をクラフトして宇宙を探索するゲーム。 酸素量を気にしながら、船外に出てゆ~っくり宇宙を漂って、生存者の痕跡やアイテムを探す。 水と食料、おおよその距離を計算して「行ける」と思ったら、ゆっくり、無力な男ひとりで未知のエリアへ。 準備を怠ったり、方向を見失ったり、寄り道すると、すぐ死につながる。 呼吸がギリギリのところで新しい宇宙船にたどりつき、まだ酸素供給システムが生きてることを確認したときが最大に嬉しいわけ。 へんな

「2064:Read Only Memories」で草木に話しかけよ。自販機の声を聞け。

ヘッドフォンとAIを相棒に、レトロSF調の2064年を駆けるゲーム「2064:ROM」をクリアしました。PS4版です。 2064年。ネオ・サンフランシスコのビルの一室で、意識を持つROM(ロボット)が完成する。 だが、製作者は何者かによって誘拐されてしまい、チューリングと名付けられたROMだけが、ひとりで主人公を頼って逃げてくる。いってみれば「意識を持ったアンドロイドもの」。古典的なSFの題材をドット絵でいた味のあるゲーム。 主人公がはじめにやる仕事は、最新ヘッドフォンの