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「男はつらいよ」蒙古タンメン中本が繋ぐベトナムと日本の物語|ハノイご自愛旅

残暑が残る10月末。そろそろ冬になっていいはずが、まだぬるく暑い日本を出て、遅めの夏休みをいただき、ベトナムへやってきました

10年前にホーチミンに訪れたとき、鋭く光る人の目に「なんだか社会主義の国って怖いな……。」とぼんやり思ったのですが、今回のベトナム旅は、首都ハノイと、南の島フーコックのリゾートということもあり、10年前とは違う体験が待っていました。

今回は「ご自愛旅」と称して、女性に嬉しいスパや、最新のお買い物スポットを回ったりしました。
またコンテンツ合宿と題し、1日1本リール制作も頑張りました。

そんな、9泊10日のベトナムご自愛旅の様子をお届けします。


3日目 名物ドアマンと公園エアロビと

朝6時ハノイにて

ベトナムの朝は、6:00きっかりに街が動き出す。車のクラクションが鳴り、街が目を覚ます。みんな朝はカフェで過ごしてから仕事に行くのだそう。

ベトナム人の朝は早い

そして0:00を回るとスンと、静かに街が寝静まるから面白い。

うまく眠れないが故に、気づけたことでした。

朝からランニングやストレッチなど、運動している人が多い

「ソイセオ」というおこわを買いに朝散歩

犬も人も自由

早起きしてまだ涼しいうちに、路上のおばあちゃんからソイセオを購入。

美しい水辺

「ソイセオ」のお店は、店舗ではなく、おばちゃんがいるだけなのですが、ちゃんとGoogleマップにあります。

目の前で包んでくれる

値段がわからなかったのですが、前に並んでいた人と、同じ色の紙幣を出して購入に成功。

これがソイセオだ!

もちもちのおこわに、でんぶやフライドオニオンがかかり、あまじょっぱい、ちょっとサクサク。
15,000VND(90円)でした。

男はつらいよ
蒙古タンメン中本が繋ぐ、
ベトナムと日本の物語

宿泊しているホテルデュパルク「男はつらいよ」の寅さんが好きで、日本語を学び、福岡で6年ほど鳶職をしていた同世代の男の子がいる、と聞いていたのでロビーまで会いに行ってきました。

彼が好きだと聞いていた「蒙古タンメン中本」のカップ麺をお土産に渡しました。

「おけーり」ことギアさん

喋らなくても見ただけでわかる人の良さ
可愛がられキャラでした。

わたくしは彼のことを「おけーり」と呼んでいるのですが、なんと彼、元々清掃係をしており、この時は誰もおけーりが日本語を話せることを知らなかったんですね。

あるときホテルの日本人スタッフが、日本語を話せることに気づき、話しかけてみたら信じられないくらいペラペラだから、ドアマンにスカウトし、昇格。

ドアマンの中で、日本語が話せるのは彼だけ。

だから

「おけーり!」

野球部並みの声で日本人客を迎えていたことに気づいたのは、VIP対応をしにきた日本人スタッフが外に出てきたときだった……。


という、すごくわたくし好みのエピソードを持っているのが、「おけーり」ことギアさんです。
「おかえりなさいませ」って言っているつもりが、寅さんで日本語を学んだだけあってすごく自然な「おけーり」でした。

「おけーりって言って」とリクエストすると言ってくれました。

長年付き合っていた彼女との結婚を「清掃係とは結婚させられない」親からの反対を受けていたそうですが、ドアマンに昇格し、無事に彼女と結婚

男はつらいよに魅せられて日本語を学び、日系ホテルのドアマンになったおけーりは、福岡に6年いたので博多弁で、福岡出身のわたしは話すたびにほっこりしてしまいました。

本当に自然な日本語で、チェックアウトのときにお土産とお手紙をくれたり、帰国後「蒙古タンメン中本を食べて、日本での辛いこともいいこともすべて思い出しました。本当にありがとうございます」ってビデオメッセージまでいただいて、なんだかウルッとしました。

こういうホテルマンとお客さんのエピソードは、本や映画では見たことがあったけれど、いざ自分に起きてみるとなんだか嬉しいですね。

間違いなく彼は名物ドアマンになるので、長く勤めてほしいものです。

※この話を知人にした時に「蒙古タンメンって日本の食べ物じゃないからな?」と言われて調べたら、いい創業マンガがあったので貼っておきます。

1日1スパ「ふみっこクラブ」


さて、そんな心温まるベトナム人スタッフおけーりとの交流のあとは、またふみっこクラブ」で90分のフットマッサージ

オイルマッサージにしてみようかと思ったのですが、クーラーの効いた部屋で、全裸、男女混合ルームは風邪を引くからとナイスアドバイスをもらい、着衣のフットマッサージを。

90分250,000VND(1,500円)チップ100,000(600円)

毎日来れる価格。1日1スパです。


人も建築も味もいいカフェ「Tho Cafe」

両替がてらカフェ

終わった後は「Tho Cafe」のアボカドマンゴースムージーを片手に「統一公園」へ向かいます。
「Tho Cafe」では500,000VNDという大きな紙幣を出しても、現金でおつりが出るので、ここで大きすぎる紙幣を細かく両替していました。

35,000VND(210円)

子どもから大人まで楽しめる「統一公園」

きゅん

「統一公園」はハノイで1番大きな公園で、写真を撮るギャル、瞑想するおじいちゃんおばあちゃん。足でするバトミントンをやる若者。カートで爆走するキッズたち。ふたりの世界のカップル。

この世のすべてをここに置いてきた

ベトナム社会の縮図が公園にはありました。

ゴーカート

さらに子どもが無料で遊べるゴーカートやトロッコ列車、塗り絵コーナー、観覧車など、遊園地くらい充実しており、これが社会主義の公園! と日本に足りないものを感じたのでした。
子どもの笑顔がたくさんあってみていて幸せになる公園。ぜひカルチャーを知る上でも、足を運んでみてほしい。


ハノイでダイエットするなら公園に行け

赤丸らへんに自然発生する野良エアロビ

夕方17:00から野良エアロビクスをやっていて、「面白いからぜひ一緒にやろうよ」ということでやってきました。

おばさんから若い人までが列に並び、
アップテンポのチャイナテクノポップを聴きながら踊り狂う。

フェス会場か?と思うほどのでかスピーカーから、ズンズン音がする。


みんな、なんでこんなに踊れるの?!

わたくしも、けっこう、がんばって動いているつもりだったのですが、動画を撮ってもらって観ると、全然動けてなかった。

ひとりだけ盆踊り状態。
地面に根が生えたよう。

言葉で説明するのは難しいので、エアロビだけの動画を作りました。
ぜひご覧ください。

「あの日本人ダンス下手だね〜」と笑われていました。

「撮影するなら最前列で踊れ」とオバに言われ最前列で踊ること1時間。

先生がお立ち台から降りてきました。

どうやらこの先生というのも、野良のオバちゃんの中から有志で立っているそう。

野良エアロビクスはもちろん無料。
信じられないくらい汗をかいてヘロヘロに。
ハノイ滞在中マイナス1.5kgやせました。

ハノイNo.1グルメバーガー「Chops」

スライダーサイズがちょうどいい

終わった後はハノイNo.1グルメバーガー「Chops」でハンバーガーとダーティーフレンチフライを。

激ヤバ…うま…

このダーティーフレンチフライは、プルドポークとチーズがかかっており、めちゃくちゃ美味かった……。

疲れ果ててボロボロになりましたが、エアロビクス面白いからみんな行ってみてほしい。

いい休日となりました。
3日目のリール動画はこちら

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