【ドラマ感想】賢い医師生活シーズン２＃１２

このドラマを観ていたら、私も優しい人間になれるような気がした。
このドラマを観ていたら、周りの人間がみんな優しい人に思えてきた。
このドラマを観ていたら、自分の家族にも優しくしようと思い、大切にしようと思った。
このドラマを観ていたら、人生が毎日、希望に満ちている気がした。
このドラマを観ていたら、今日も楽しくて、明日も明後日も来年も何十年後も笑い転げていられるような気がした。

人生には、突然の出来事があり、悲しいことも、辛いことも、泣いても泣いても涙が止まらないこともあるけれど、
月日が経てば、優しい気持ちになれるような出来事も待っている。

それを毎日の中で、何度も経験しているけれど、改めて、ドラマの中でじっくりと感じさせてくれた、本当に幸せな時間だった。
ユルジェ病院で働く人々の悲喜交交を、一緒に、そばで、時には肩を抱き、時には肩を叩き合い、時には悲しみを共有し、時には喜びを分かち合っているような時間だった。

しばらく、抜け出せそうにない。

聖人君子のような彼らは、まるでお伽噺の住人のよう。
彼らのような人は現実にはいないかもしれない。
でも、もしかしたら、今日もどこかで彼らが笑い合い、
命と向き合っているかもしれない。
もしかしたら、どこかで私も彼らと出会えるかもしれない。
彼らの日常はきっと続いていく。



シーズン３がてっきり決定事項だと思い込んでいた私。
どうやら決定事項ではないらしい。
終わりに向かおうとする物語に、何度も心の中で
「終わらないで」と呼びかけた。

けれど、きっと、いつか彼らとまた会えるような気がするし、きっと、どこかで彼らの日常は続いている。
私もいつかお伽噺の住人になれるように、
少しでも優しくありたい。
いつかどこかで、また会えるまで。

最後に彼らから贈られた歌は
素敵な応援歌だった。

愚かな世界は君を知らない
蚕の中に隠された君が見えない
でも僕は知ってる　君が見える
あんなにも光り輝く君の翼
怖がらないで　君にはできる
熱くうごめく
翼を広げて飛び立て
空高く
太陽のように光を放つ君よ
この世界が険しく立ちはだかっても
輝く君よ
僕は君を愛してる
世界に君が見えるよう
遠くまで飛んでいけ

折られた花のようにつらい時でも
倒れた木のように惨めでも
僕は君を　君は僕を
互いに信じている
心臓の鼓動を感じてみて
手に負えず畳んでいた
翼を広げ飛び立て
空高く
胸が熱くなるほど　美しい君よ
この世界が冷たく背を向けても
まぶしい君よ
僕は君を愛してる
世界に君が見えるように
太陽のように光を放つ君よ
この世界が険しく立ちはだかっても
輝く君よ
僕は君を愛してる
世界に君が見えるよう
遠くまで飛んでいけ