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岩湧山登山⑤ ~いちばん辛かった?紀見峠駅への下り。夕方にどうにかゴール~

またしても少し間が開きましたが、下の続き。今日がこの岩湧山登山の話の最終回第5弾です。実は一番きつく感じた場面でした。

3合目からそれまでとは違った悪路を下って和歌山県側に、舗装されても急な坂に戸惑いながら暗くなる前に駅に帰ってきました。

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地図ではこんな状況。一気に下ったところが本当に急でかつ悪路だったので一苦労でした。下まで降りて、舗装された道を歩けば一安心でしたが、どんどん暗くなってきて。別の不安が襲いました。

このシリーズでは、こちらの記事をより詳しく深堀して紹介しています。

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前回の続き、ここは3合目とあるので、標高897メートルの山の3分の1くらいなら標高300メートルくらいと思ったら、650メートルとありました。このとき少し嫌な予感がします。

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紀見峠に行くルートと紀見峠駅に行くルートがあります。ちなみに紀見峠は標高400メートルにある県境の峠で、高野街道と交差しているので、健脚者ならそこから高野街道を北に歩いていって河内長野駅に到達も可能。
しかし初心者は最寄り駅を目指します。同じ名前でも紀見峠駅ははるか下まで降りていく必要がありました。

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道が分かれてから愕然としました。登山道にはなっていますが、今までと違って急な下り。さらには倒木があちらこちらにある悪路になっていました。

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また道そのものが深くエグられていて、本当に氷河かなにかが通過したのかとさえ思ってしまいます。木の音の部分がむき出しになっているのも自然の姿というか

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この画像が一番わかりやすいかもしれません。こういう風にどんどんそれも急に下っていきました。雨の日は上流の川のように水が流れていきそうです。

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ふと見ると、こんな札が立っています。初心者にとっては大変な道も中級車以上にとっては大したレベルではないという事でしょうか。

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どんどん谷底に下っていくのが分かりますが、どこまでいくのかわからないまま歩いていきます。ダイヤモンドトレールの時は標識が多くあったのですが、この山道にはないので余計に不安になりました。
スマホなどで位置確認しようにも電波が不安定で、かつ明らかに違う位置をさしていて誤作動を繰り返しています。

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少し開けてきたところに出ました。そしてさらに良いことが。

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車が通れるように道が舗装されています。もう山里は近いと思いました。ところが、この道も急で膝への負担がきつい道。

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こうして、林道と合流できました。この道の右側を降りてきたのですが、左側との高低差の違いが、降りてきた道の急さが伝わります。

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少し前から水の流れる音が聞こえてきて、歩きながら心地よかったのですが、この位置にくると滝が見えました。

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途中にある標識。越ヶ滝分岐とあります。先ほどの合流地点でしょう。ということは、上の滝は越ヶ滝のようです。

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滝の水は川となって降っていきます。舗装された林道で緩やかな下りなので、ここに来ると歩く分には問題なくなりました。

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途中でこのような山道を何本も発見します。心配なのは空がどんどん暗くなってきた点。この辺りで16時30分くらいだったと思います。17時を過ぎると暗くなるのが分かるので、それまでには駅に向かいたいところ。

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並行して川が流れているので、それが癒しでした。後でわかりましたが、この川は根古川というそうです。そういえば根古峰という山のすぐ近くを通りましたが、同じ名前がついているということは?根古峰あたりが源流?

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あんまり車が通らないからでしょうか?ミラーがありません。そういえばこの道を歩いている間車とのすれ違いはなかったです。

 あとどのくらいだと思いつつ、歩いていきましたらようやくゴールが見えてきました。

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ここからが金剛生駒紀泉国定公園の入り口ということのようです。急に視界が開けて、山里が見えてきました。

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右手に見えるのは南海高野線。ちょうどトンネルを抜けたところです。ここまで来るともう安心。あとは駅を目指すのみ。

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橋を渡って駅を目指します。

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こうしてどうにか明るいうちに紀見峠駅に到着しました。

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時刻は午後17時を過ぎたところです。10時ごろから7時間以上かけてどうにか登山は終わりました。標準では5時間程度で登れるそうですが、ずいぶんのんびりした行程。でも駅に来たときの達成感はすごかったです。

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