電話で使われる「もしもし」
電話で使われる「もしもし」
電話をとるとき、最初に日本語で「もしもし」と言います。
漢字で書けば「申し、申し」で「申し」は言うと言う意味です。
つまり「いいですか、今から言いますからね」みたいな意味です。
じゃあ、なぜ2回繰り返し言うのか?って?
同じことを繰り返すのは、自分自身が妖怪や幽霊出ないことを証明するためだと言われています。
昔の日本では、妖怪や幽霊は人間に話しかけるとき、一回しか呼ばないという説がありました。
一回しか呼ばれていないにも関わらず、返事をしてしまうと妖怪や幽霊に命を奪われたそうです。
こういったことから山の中で働いている人は、お互いを呼ぶ際は必ず二回続けて呼ぶように決められていました。
電話は相手が誰だか分からないため、自身が幽霊でないことを証明するため「もしもし」と二回同じことを繰り返していたのだと考えられます。