「内省」と「内観」
キャリアカウンセリングにおいては、「内省を促すアプローチ」とも言われていますが、「内省」と似た言葉に「内観」があります。
似ている言葉だけれど、どんな違いがあるのかまとめてみたいと思います。
キャリアコンサルティングと内省の関係性: 「内省」は、キャリアコンサルティングにおいて、個人の自己の能力、興味、価値観、目標などを探求していくプロセスです。自己をより深く理解し、自分自身の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることで、より適切なキャリア選択や職業的な目標設定が可能になるという考え方です。
キャリアコンサルティングと内観の関係性: 「内観」は、個人が自己の内面に向き合い、心の平和や洞察を深めるためのプロセスです。内観の実践によって個人がより自己についての洞察を深め、自己の能力や志向性を理解することができます。これは、キャリア選択や進路決定においても重要な情報になります。
内省と内観の関係性: 内省と内観は、一見似ていますが、内省は一般的に心理学や哲学の文脈で用いられ、自己の心理状態や思考を観察し理解することを指します。一方、内観は宗教や精神修行の文脈で用いられ、自己の内面に向き合い、静かなる観察や反省を行うことを指します。これらのプロセスは、個人が自己をより深く理解し、自己の能力や志向性を探求する際に役立ちます。
総じて、内省も内観も、自分自身をより深く知るために、探求したり洞察するアプローチすることなので、やっぱり変わりがないようにも見えます。ただ、すこーーーーーーし、違いを出すとしたら、「内省」は個人が自分のことを客観視することで、「内観」は個人が自分の内面を見つめること、内省より自分自身の感情に向き合うことなのかもしれない。