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About

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 いまは未だ、あるいはこの先も、とくに何者でもないです。特技や特徴もなし。強いてあげるのであれば特技や特徴というようなものごとは身を置く集団のなかで相対的に決定されるものだと思っているところがひとつ特徴かもしれない。つまり、どこか集団に身を置かない限り特技や特徴というものは立ち現れてこないのだ、と思います。そして例えば自己肯定感なんかと同じように、特技や特徴はあくまでもアディショナルなものであり「それがないとどうしようもない」という類のものではないのだと思います。
 こと創作における僕のスタンスとして、「特徴量は受け手が感じ取るもの」というものがあります。僕が作ったものにおいても、僕が受け取るものについても、そのように考えています。例えば「ジャンル」なんかは特徴量のうちテキストとして記号化できる部分が似通っているものを集めてそこに名前を与えただけのもの、くらいにしか思っていません。「これが好きならこれも好きなのでは」というロジックのレコメンデーションは、それが人間から齎されるものであれシステムから齎されるものであれ低打率で然るべきものなのである、と思います。低打率の具体的基準は各々が各々で決めればいいとも思いますが。

 ただそれでもあえて辞書的な属性、つまり一般的にそこから想像される人物像に合致する者などどこにもいないような記号を列挙するとすれば、学生時代の専門は数学系であり、現在は会社員をしており、生活のなかで音楽などを創っています。

 あるときふと「毎週日曜にnoteを投稿しよう」と思い立ちいまのところその習慣は問題なく続いていますが、その習慣には習慣化という営み以上の意味を持たせていないので、なにか具体的な学びのようなものを求めているひとや具体的な人間像と交流したいひとにとって僕のnoteはただの文字列にすぎないと思います。こと創作における僕のスタンスとして、理解と共感から逃れることはいつも意識しようとこころがけています。科学じゃないんだから、現実じゃないんだから、理解できないことや共感できないことにこそ、あえて時間を割く意義があると思いませんか。あ、いま共感を求めてしまいました。

 興味を持っていただけましたら、気が済むまでお付き合いいただけると嬉しいです。

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